月夜 百二十五夜目 ページ49
それからは、あまり覚えていない。
魔法と罠とエースモンスターの出しあいの果てに、ライフを500にされたPlaymaker、なぜだがブルーエンジェルが出て来て、財前とPlaymaker の口から話される十年前の事件、『ロスト事件』の概要、そして結局は財前が負けた事。それらの流れしか覚えていない
『彼女』にとって財前のデュエルはどうでも良く、Playmakerの正義を貫くためのデュエルとやらも、もはやどうでも良い
ーー 今、大切なのはPlaymaker
その考えが、『彼女』の思考の大部分を占めていた
「……Playmaker」
あぁ、今までどうして気がつかなかったんだ！
あのペリドットの瞳！力強く此方を睨み付けるあの瞳！
「Playmaker、６番さんは、君だったのか」
思わず、呟いた
「なぁ、Playmaker」
「……なんだ？」
「……そんなに睨み付けないでくれ。いやなに、富豪が貧民にカードをやるだけだ。」
【は？何言ってんだよ。Playmaker、早く行こーぜ】
マザーコンピューターのデータを全て食いつくしたAiが、New Moonを不審そうに睨み付けた
「まあ、取り敢えず受け取れ。先程のデュエルに勝った事へのご褒美だ」
New Moonがカラカラと笑いながらそう言うと、New Moonの手元から粒子が現れ、Playmaker のデュエルディスクへと向かった
「……なんだ、これは」
【カードのデータ……？まさか住所特定ウイルスとかか！？】
「そんな面倒くさいことはしないから安心しろ。まあ、そのデータを削除するも現実世界でそのデータを物質化するのもお前次第だ」
「……何故、今こんなものを」
今度はPlaymakerが、New Moonをギロリ、と睨み付ける
しかしそれもNew Moonは笑ってかわした
「そうだな、富豪からというのが気に入らないなら、大貧民が大富豪にカードをやっただけ、と捉えてもらって構わない」
【は！？さっきからお前何言ってんだよ、まったくわかんねーぞ！】
「当たり前だろう？
……わたしは、君達に分かるよう喋っていないからね！」
「……ッ、その、喋り方！？」
「それではさらばだ。会えて、嬉しかったよ、Playmaker」
ニヤリ、とソレは笑うと、青い粒子となって消えていった
次シリーズ移行のお知らせ→←６番さん。どうして君は６番さんなの？
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瑠伊亞(プロフ) - 申し訳ありません。オリジナルフラグはこちらで外しました。不快に感じた方、申し訳ありません。次回から、気を付けます。本当に、申し訳ありませんでした (2018年12月12日 19時) (
レス) id: bef1ccd4ce (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。作品を消される事になる行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年12月12日 19時) (レス) id: 37f06ab587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠伊亞 | 作成日時：2018年12月12日 19時
