月夜 百十六夜目 ページ39
自身を呼ぶ声に意識を取り戻し、辺りを見渡す
「ちょっと、大丈夫なの？New Moon。顔、真っ青よ……？」
目の前の心配そうに此方を覗きこむゴーストガールの顔と、頬を伝う汗の感覚にまだどこかに飛んでいた意識が完全に覚醒した
先程の腕に絡み付いてきた触手は、赤い目を持つ顔は、何処にもない
「……何だったんだ、今の」
じっとりと背中に張り付く着物が気持ち悪い
頬から顎へと伝った汗の一滴が、デュエルディスクに落ちた
「何を、伝えたかったんだ？」
ーーー君は、そのまま生きていても、“普通”になれないように義務付けられているんだから
違う。そんな訳ない
そう自分に言い聞かせるも、あまりの気味の悪さに震えが止まらない
何故、そんな事を言うんだ
何故、私の前に現れたんだ
何故、私の事を知っているかのように喋るんだ
震える自分を止めようと自分の腕を掴んだが、震えは止まってくれなかった
「ちょっと、New Moon！？どうしたの！？」
私の行動を不審に思ったのか、ゴーストガールが叫んだ
……それもそうだ。今の私は、顔を真っ青にし、汗をだらだら流し、体は震えている。これで正常だと思える人は居るだろうか、いや、いるはずがない
「……いや、何でも、ない」
「何でもない訳ないでしょう！？本当、さっきからどうしたの！？何もない方向に向かって叫んだり、喋ったり……何か、あったの？それとも……
……とりあえず、貴女はデータのダウンロードが終わったら、早くログアウトした方が良いわ。その状態でSOLの人間に見つかったら、貴女は正常な判断が出来ないかもしれないから」
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瑠伊亞(プロフ) - 申し訳ありません。オリジナルフラグはこちらで外しました。不快に感じた方、申し訳ありません。次回から、気を付けます。本当に、申し訳ありませんでした (2018年12月12日 19時) (
レス) id: bef1ccd4ce (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。作品を消される事になる行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年12月12日 19時) (レス) id: 37f06ab587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠伊亞 | 作成日時：2018年12月12日 19時
