月夜 百四夜目 ページ26
「アタシのターン、ドロー。そしてこの瞬間、アタシの永続魔法『現実逃避』の効果が切れ、『現実逃避』は除外される」
「……君のフィールドにはもう『現実女王 ヘルゼ』は存在しない。もはや、『ティンダングル・アキュート・ケルベロス』を倒すのは不可能！」
「へぇ、アンタの目にはそうやって映ってるんだ。じゃ、見せてあげるよ。アタシ達の本気ってやつをさ。
開け！電子と氷のサーキット！
召喚条件は『仮想歌姫』または『現実少女』モンスター２体以上。アタシは『現実少女：黄金マリー』『仮想歌姫ーCotton Rー』『仮想歌姫 ーLily Rー』『現実少女：ユリ』をリンクマーカーにセット！サーキットコンバイン！
リンク召喚！頼む、アタシに力を貸してくれ」
四人の少女達が竜巻となって、空に浮かぶリンクマーカーに入る
それは上、左、右、下へと入り、リンク4のモンスターであることを示していた
そしてその瞬間、冬の風の如く冷たいデータストームの風が吹き荒れ始めた
先程の『現実女王 ヘルゼ』を召喚したとき、風はふわりと吹いただけだったが、今回の吹き方はそれとはかなり違っている
レイの金髪が吹き上げられ、踊るかのように暴れる
「リンク4のモンスター!?」
「だが、この状況でリンクモンスターを召喚しても、君の負けは揺るがない！」
「ハッ……こんな事言われちゃってるぜ？酷いなぁ、『アンタ』をデュエルでLINK VRAINSに召喚したのは初めてだってのに。新人にキツすぎない？」
吹き荒れる寒風の中、誰もいない筈の隣に顔を向け、笑うレイ
その笑みは、己の勝ちを信じて疑わない財前に向けてだったのか、それとも言われたい放題の『それ』に向けてだったのか
(どちらにせよ)その言葉に答えるかのように、一際強く冷たい風が吹いた
≪≪五月蝿いわよ、レイ。というか、そろそろ帰ってきなさい≫≫
「へーへー。んじゃ、データストーム吹かせてないで素直に出て来てくれ。このままじゃ寒くて凍え死ぬ」
≪≪薄着で来るからだろうがザマァ≫≫
「覚えてろよテメェ」
レイと誰かの問答が終わったと思った途端、風が止む
そしてレイの隣には、ピンクの長いツインテールにアイドルのような衣装を身に纏った、女性が立っていた
「LINK-4 仮想現実を司りし女神 ヘルゼ・ルドラ
さあ、一発ぶちのめしてやろうぜ、“ルドラ”」
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瑠伊亞(プロフ) - 申し訳ありません。オリジナルフラグはこちらで外しました。不快に感じた方、申し訳ありません。次回から、気を付けます。本当に、申し訳ありませんでした (2018年12月12日 19時) (
レス) id: bef1ccd4ce (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。作品を消される事になる行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年12月12日 19時) (レス) id: 37f06ab587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠伊亞 | 作成日時：2018年12月12日 19時
