月夜 百三夜目 ページ25
「マスター……傷つけようとした……まさか、貴方は」
「マスターは仕方がなかった、アンタ達がブルーエンジェルを思ってした事だ、自分だって誰彼構わずデュエリストハッカーだからって傷つけてきたんだから、私に彼らを責める権利なんて1ミクロンもないって言うの。マスターは偉いよね。アタシ達はそんな事、考えられない。マスターを害する者は、傷ついて当然って考えちゃうの」
それが、アタシ達の役目だから
ポツリ、と呟かれた言葉は、財前晃に届くことはない
が、自分が放ったその言葉だけでも、レイの心の防波堤を壊すのには十分だった
「……あぁそうさ、アタシ達は身勝手な存在だ。デュエリストハッカーというだけでアタシ達は色んな人間を傷つけてきた。それが役目だから、それしかできないから。でもマスターが傷つけられたら怒るんだよ？デュエリストハッカーは容赦なく傷つけられるのに。
矛盾を抱えて、人間じゃないのに人間みたいに悩んで、役目に無いこと考えて、下手なプライド持って。アタシ達はアンタ達人間に笑われて当然の存在だし、普通ならデュエルなんて受けて勝つ必要なんて何処にもない」
ラピスラズリの色をした瞳は瞼に隠れ、おさげにされた金髪は何処からか吹いてきたデータストームに吹かれ、止めていたゴムが千切れてしまう
ゴムを無くし、波打つように動く髪をかきあげ、レイは財前をギロリ、と睨み付けた
「……だけどね、このデュエルをアタシの負けで終わらせる訳にはいかないんだよ。一回はアンタをぶっ飛ばさないとアタシの気がすまない。恨むなら、アタシが人間臭い人外なのを恨んでくれ」
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瑠伊亞(プロフ) - 申し訳ありません。オリジナルフラグはこちらで外しました。不快に感じた方、申し訳ありません。次回から、気を付けます。本当に、申し訳ありませんでした (2018年12月12日 19時) (
レス) id: bef1ccd4ce (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。作品を消される事になる行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年12月12日 19時) (レス) id: 37f06ab587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠伊亞 | 作成日時：2018年12月12日 19時
