月夜 百二夜目 ページ24
優しくかけられた声はレイの神経を逆撫でし、見事なまでの逆効果となってしまった
「……うっせぇ、勝手に決めんな。
アタシは罠カード『仮想歌姫の制約』を発動。このターン、相手は攻撃するとき、アタシのフィールドのモンスターの中で一番攻撃力の高いモンスターに攻撃しなければならない。アンタのアキュート・ケルベロスが攻撃できるのは、ヘルゼだけだ」
『仮想歌姫の制約』
通常罠
発動したターンのバトルフェイズ中、相手は攻撃するとき、自分フィールドの一番攻撃力の高いモンスターに攻撃しなければならない
「……では、アキュート・ケルベロスで『現実女王 ヘルゼ』を攻撃」
『ティンダングル・アキュート・ケルベロス』VS『現実女王 ヘルゼ』
ATK:3000 VS ATK:2600
アキュート・ケルベロスがIris Sに突進をしようとしたが、ギリギリの所でヘルゼがIris Sを突き飛ばした
対象がいなくなり止まろうとしたアキュート・ケルベロスだったが、ブレーキがうまく効かなかったのであろう、ヘルゼにぶつかった
「ヘルゼ……！」
レイLP:2200 → 1400
「まだだ。『ティンダングル・アキュート・ケルベロス』の効果！」
【バトルの終わりに自分フィールドにティンダングル・トークンを特殊召喚します。更にティンダングル・アキュート・ケルベロスの効果でリンク先のモンスター１体につき攻撃力が５００アップします】
『ティンダングル・アキュート・ケルベロス』
ATK:3000 → ATK:3500
「……ヘルゼの効果。このカードが相手によって破壊された場合、 このカードを除く自分の墓地の『現実少女』または『仮想歌姫』モンスターを対象として発動できる。 ……そのカードを可能な限り自分のメインモンスターゾーンに特殊召喚する。この効果の対象となったモンスターがフィールドを離れたとき、そのカードを除外する。
……アタシは、墓地の黄金マリー、Cotton R、Lily R、ユリを特殊召喚する」
「私は、カードを一枚伏せてターンエンドだ。
……なあ、何故だ？何故、君はこのデュエルを続ける」
「五月蝿い黙れ。お前らを、アタシは許してない。マスターは許しても、アタシは、アタシ達はマスターを傷つけようとしたアンタ達を許さない」
財前の声に重ねるように、レイは冷たい声を発した
声に本当に温度があるのなら、おそらく余裕で水が氷になる位の
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 8人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
瑠伊亞(プロフ) - 申し訳ありません。オリジナルフラグはこちらで外しました。不快に感じた方、申し訳ありません。次回から、気を付けます。本当に、申し訳ありませんでした (2018年12月12日 19時) (
レス) id: bef1ccd4ce (このIDを非表示/違反報告)
まる - 作品を作る前にルールをしっかりご確認下さい。オリジナルフラグをちゃんと外して下さい、違反行為です。外し忘れ、とかいう軽い意識はおやめ下さい。作品を消される事になる行為です。オリジナルの新着に二次創作が上がってくる事を不快に感じる人もいます (2018年12月12日 19時) (レス) id: 37f06ab587 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：瑠伊亞 | 作成日時：2018年12月12日 19時
