月夜 六十六夜目 ページ34
イヤァァァァァァァァｯｯｯｯ!!!!!!!
「……ッ!!」
突如LINK VRAINSに響いた悲鳴に、Playmaker は肩を震わせた
甲高いその声は、ゴーストガールの声とは思えない
ならば、このLINK VRAINSにいる女性アバターは
「New Moon……!!」
【お、おい!?今の叫び声、女の声だよな!?まさかNew Moonかレジーがもう負けちまったのか!?】
今すぐにでも確かめに行きたいが、目の前にはずっと長い間追いかけ続けたリボルバーがいる
それに、もうリボルバーを追ってデータストームに乗ってしまっているので引き返すことはできない
「まさか、もう……」
リボルバーにも計算外だったようで、思わず、という風に呟く
だが直ぐに無表情になると
「……アイツらは場を盛り上げるための駒だ。どうなろうが知らん」
【おいおい、New Moonは兎も角、レジーはお前の仲間だろ!?良いのかよ、それで!!】
「良いよー。別に。傷付いてなんかないから」
Aiが叫んだ瞬間、データストームに大きなデータが新たに乗った
後ろを振り向けば、そこには紫、白、黒にグラデーションされたDボードに乗ったレジーがいる
あの悲鳴の主がレジーではないとすると……まさか、New Moonは本当に
「なんだレジー、貴様無事だったのか」
「え、何？まさか家に自分以外誰もいない時にジュース飲もうと思って台所に行ったら冷蔵庫の下に隠れてたGに遭遇した時みたいな悲鳴あげたとでも思ったの？私でももうちょっと可愛い悲鳴あげるわよ。」
「妙にリアリティーがあるが、まさかそんな事があったのか」
「残念、実話よ」
キシシ、と手を口元に当てて笑うレジー
「……それで、New Moonはどうした。New Moonはお前に任せただろう」
「えーっとね、偽者さんなら屋上からデータストームに落として、消えてもらいましたー。デュエルディスク反応がないから、きっとログアウトしたんじゃない？」
レジーがサラッと言った言葉に、思考が止まる
New Moonが、データストームに落ちて、ログアウトした？
「消えてもらった……？貴様、まさか」
「あ、やっべ言ってしもた」
急いで口元に手を当てるも無駄な事である
「……レジー」
「は、はい。リボルバー様……」
「この作戦が終わり次第、お前に何らかの処罰を与えるからな」
「いやぁぁぁ!!ごめんなさい許してリボルバー様ァァァ!!!!後生だから！もう二度とやんないから!!お願い明日のおやつ抜きにしないでぇぇ!!」
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さくら - 面白いです。更新頑張ってください (2018年9月15日 18時) (
レス) id: 078b8d6a67 (このIDを非表示/違反報告)
あい - この物語は面白くて続きが早く見たいです。 (2017年10月25日 15時) (レス) id: cf9e98bb45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠伊亞 | 作成日時：2017年9月12日 17時
