月夜 五十七夜目 ページ18
no side
「……ざぁ〜んね〜ん。頭蓋骨、砕けなかった〜。リボルバー、アンタ避けないでよ〜」
シュン……という効果音が付きそうなポーズでとんでもないことをサラッと呟く女
「レジー。いい加減空から踵落としを食らわせてくるな」
「テヘペロー(棒」
レジーと呼ばれた女は笑う
「……さて。Playmakerを離せ、SOLテクノロジー社セキュリティ部長、財前晃」
「何!?」
「この男の相手をするのは私だ」
レジーはまた仮面の奥でキシシと笑う。まるでピエロのような仮面は、皆の不安、恐怖を煽った
財前は一瞬怯むと、大きな声で
「そんなことはできん！」
「そうか。お前は私たちの力を見くびっているようだな……」
そうリボルバーは言うと、右手を空へとつきだした
するとLINK VRAINSの空に一つのデートストームが生まれ、レジーとリボルバーを飲み込む
「ハァァァァッ!!!!」
リボルバーは叫ぶと、自分の回りを回る風を財前達に向けて放った
データストームの風圧でステンドグラスが割れ、一種の教会の形をしていた建物の壁が大破する
「な、何よコイツら!?データストームを自在に操るなんて……！」
(……コイツも、Playmakerと同じ力の持ち主……!?)
エリカの顎が無意識に引かれる
New Moonはそんなエリカを見、デュエルディスクを構える左腕に力が入った
「正しくはリボルバーの力なんだけどね」
「私がLINK VRAINSを破壊することなど、容易いことだ。だが、そんなことはどうでもいい。私たちの目的はたった一つ。Playmakerの持つAI！」
「だ、だからといって渡せると思うのか!?」
財前がそう答えると、レジーは「あぁ、心配ご無用大丈夫」と返答した
「アンタは渡す。だって私だもの。
アンタの妹、ブルーエンジェルに電脳ウィルスを仕込んだの」
「何!?」
「あれね〜。ウチの技術班が総力をかけて開発したんだよね〜。だ・か・ら。除去プログラムを私達から手に入れないと、アンタの妹さんは永遠に暗闇の中なんだよ(笑)」
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さくら - 面白いです。更新頑張ってください (2018年9月15日 18時) (
レス) id: 078b8d6a67 (このIDを非表示/違反報告)
あい - この物語は面白くて続きが早く見たいです。 (2017年10月25日 15時) (レス) id: cf9e98bb45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠伊亞 | 作成日時：2017年9月12日 17時
