月夜 六夜目 ページ10
「あ、ああ。こんなに賑わい始めてるからな。ホットドッグもきっと売れるぞ」
「そうじゃなくて！」
ホットドッグ屋台ワゴンの受付部分を閉じ、草薙さんを棚に擬態させたコンピューターの前に座らせる
「ハノイの騎士もそのAIを探している。俺達でそのAIを捕まえるんだ！スキャンされる前に俺のデュエルディスクに逃げ道を作ってやる。そうすれば、ハノイへの手がかりになるかもしれない！」
「無茶いうな！そんな時間はないぞ!?」
「いや、出来るさ！俺と草薙さんならな！」
？side
ノソリ、と未月が動いた
「アテナ、エリカ、レイ、ルドラ」
未月がポツリと呟くと、何処からともなく声が四つ聞こえてきた
【はぁあいー！】
【おー、召集かー？】
【氷の美少女、レイ参☆上！】
【お呼びですか、我が主】
「良かった。四人とも居るわね？……LINK VRAINSに行くわよ」
【えー？何でー？……ハッ！(゜ロ゜)まさかハノイの騎士がっ!?】
「今日はエリカ、来る？」
【あ、皆が良いなら俺、行くぜー？】
すると何処からか凍えるような風が吹いてきた
それと同時にレイと呼ばれた声が叫んできた
【ズルい！エリカ、五年前にもハノイの騎士に大ダメージ与えたろ！アタシにも殺らせろ！】
【はぁっ!?それ言ったら私なんかLINK VRAINSにさえ行けてないんだよ!?ルドラなんか儀式だからやれてないし！】
未月は声たちのケンカに笑ってしまう。仕方がないので、四つのデッキケースからデッキを一つ取り出した
「じゃあ、今回はレイね。貴女を出せるかは分からないけど……。取り合えず、皆お留守番宜しくね」
６時を過ぎた頃
SOLテクノロジー社
「スキャン、開始します！」
オペレーターが報告する。すると同時にLINK VRAINSでデュエルを実況していた画面が砂嵐を起こした
「始まったぞ、遊作！」
「もう少し……っ！」
遊作と草薙の手が早まる
早く、正確に。SOLテクノロジー社のスキャンを掻い潜り、LINK VRAINSに抜け穴をつくる作業を……！
その時、轟音が響いた
ドラゴンの咆哮らしき叫び声
それと同時にLINK VRAINSのファイアウォールが破られた
「これは……ハノイの騎士のプログラム！」
【始まったよ、マスター】
レイの声が響く
「そう」
未月はデッキを腰につけていたデッキケースから取り出すと、デッキスペースに差し込んだ
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理小 - アローヘッドですよ (2017年9月2日 22時) (
レス) id: 14e92fef67 (このIDを非表示/違反報告)
理小 - ファンサービスとか、非力な私を〜とか、ZEXALお好きなんですか？あ、いや、責めている訳ではなくて、私も好きなので、嬉しいなーと思ったんです！ (2017年8月6日 23時) (レス) id: 14e92fef67 (このIDを非表示/違反報告)
巳令 - 長文失礼しました (2017年7月30日 13時) (レス) id: fd30d89559 (このIDを非表示/違反報告)
巳令 - あと、『アイスクイーン オリガ』ですが、��の効果は強力すぎます。（もしあったら）コナミも多分制限付けると思います。一ターンに一度だけ、または手札の『アイス』モンスターだけ、などにした方がいいのでは…。手札にモンスター0じゃなきゃオリガは破壊できません (2017年7月30日 13時) (レス) id: fd30d89559 (このIDを非表示/違反報告)
巳令 - 瑠伊亞さんの小説、いつも読ませていただいています。すみませんが、意見だしさせてください。アテナ、エリカ、レイ、ルドラですが、Ａｉと同じ【】だと混乱するので、かぎかっこを変更していただけると助かります。 (2017年7月30日 13時) (レス) id: fd30d89559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠伊亞 | 作成日時：2017年6月3日 17時
