月夜 二十三夜目 ページ30
「此方よ」
テクテクと慣れた感じに前を歩く葵
「ちょっ……意外と遠いのね……」
「……そうかしら？」
それに対してゼェハァ、と過呼吸を起こしかけている未月
だが未月は後ろをつけている気配に気づいていた
(この気配……。誰？何のようなのかしら……？)
「此処よ。デュエル部の部室」
葵が指し示したのは一つの小教室
未月は葵の元へと駆けると、葵と共にデュエル部の戸をくぐった
ーー暫くして未月side
外が騒がしい
聞き耳をたてると、どうやら島直樹という男が誰かと言い争っているらしい
相手の声が小さいので、相手が誰だかは分からない
「今日はお客さんが多いねぇ」
そう言って部長の細田さん(眼鏡は太い)がドアを開けた
葵ちゃんはそれを目で見やると私の方に視線を向けてきた
「……ところで、未月ちゃん、どうして貴女はデュエル部に？」
「別に。理由なんてないんだけど……。運動系の部活はバテるから無理、楽器系の部活は弾けないし先輩後輩の差が激しいって言うし……。残るはもう文芸部とかの部活なんだけど。私、書き物とか色塗りとか演技とかは苦手なんだよね。だからもう……消去法で」
「へぇ……」
すると眼鏡が太い細田さんが誰かを連れて入ってきた
その誰かに視線を向けて……私は思わずむせた
「グボァウッ!?」
「ちょっと……何よ今の呻き声」
誰かは私の方を見ると、一寸緑色の目を見開いて
「……浅葱、如何してお前が此処に居るんだ？」
「それは此方の台詞！」
入ってきたのは遊作くんでした
ーーーーーー
お知らせです
次回の更新が遅くなります
いえね、フリーホラーゲーム『Ib』にどっぷりはまりこんだり、テストの点数が悪かったりして、更新が手付かずになる可能性が出てきたんです！
８月までには一個またあげたいんですが……
｢そんなあまったれたこと言ってないで更新しろ！｣
なんて言わないで、生暖かい目で見ててください。
作者、瑠伊亞からのお願いでした
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理小 - アローヘッドですよ (2017年9月2日 22時) (
レス) id: 14e92fef67 (このIDを非表示/違反報告)
理小 - ファンサービスとか、非力な私を〜とか、ZEXALお好きなんですか？あ、いや、責めている訳ではなくて、私も好きなので、嬉しいなーと思ったんです！ (2017年8月6日 23時) (レス) id: 14e92fef67 (このIDを非表示/違反報告)
巳令 - 長文失礼しました (2017年7月30日 13時) (レス) id: fd30d89559 (このIDを非表示/違反報告)
巳令 - あと、『アイスクイーン オリガ』ですが、��の効果は強力すぎます。（もしあったら）コナミも多分制限付けると思います。一ターンに一度だけ、または手札の『アイス』モンスターだけ、などにした方がいいのでは…。手札にモンスター0じゃなきゃオリガは破壊できません (2017年7月30日 13時) (レス) id: fd30d89559 (このIDを非表示/違反報告)
巳令 - 瑠伊亞さんの小説、いつも読ませていただいています。すみませんが、意見だしさせてください。アテナ、エリカ、レイ、ルドラですが、Ａｉと同じ【】だと混乱するので、かぎかっこを変更していただけると助かります。 (2017年7月30日 13時) (レス) id: fd30d89559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠伊亞 | 作成日時：2017年6月3日 17時
