月夜 十二夜目 ページ16
金色の目が細められる
獲物を目の前にし、どう食ってやろうかと考える獣のように
「ヒッ……ッ！た、助け……ッ！」
「助けて？ハッ、笑止！お前は勝手に“私のフィールド”に入って、敵のフィールドで敵に助けを求めるのか？可笑しいなぁ？
ああ、安心しておけ。その首輪はデュエルが終わればすぐ外れる。強制送還かそのままLINK VRAINSにお前が残り続けるかの違いだがな」
ハッカーは恐怖で喉が震えた
“これから訪れるものはたかが強制送還じゃないか”
違う
“たかが”強制送還ではない！
これから目の前の氷の女王が下そうとしている男への制裁は、そんな生半可な物ではない！
「さて、最後の言葉があるなら聞き届けてやろうかと思ったが……声が出ないようだな。仕方ない。一撃で終らせてやる。
やれ、オリガ。フローズン・オーバーソード」
LINK VRAINSに、男の絶叫と少女の笑い声が響いた
【なぁ、マスター】
デュエルが終わって暫く。New MoonがLINK VRAINSに不正に侵入したハッカー達を撃破し、ファイアウォールの修理の下準備を終えた頃
レイと呼ばれた女の声がNew Moonの耳に響いた
【ホントに良いのか？マスター】
「何が？」
【何が？じゃなーい！“アタシ”で全部片付けたのは凄いけどさぁ、まあそれ位やれるって知ってたけどさぁ！
マスターの嫌いなハッカーに、強制送還と凍傷から来るフラッシュバックだけで良いのか？って話だよ！】
「……ハッ」
New Moonはレイからの追求に、小さく笑った
「それだけだと思っているのか？」
【……と、言いますと？】
「SOLテクノロジー社にそのハッカー達の住所を伝えるメールを、そのハッカー達のメールアドレスで送っておいた。まもなく捕まるだろうな。フラッシュバックで動きの鈍ったバカなハッカー達が」
【……成る程。あの首輪はそんな役割も持ってたのか。告発用のメールアドレス確保】
「後は運が悪けば記憶喪失してるかもな。私とデュエルしたこと。そして自分のこと以外を忘れて」
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理小 - アローヘッドですよ (2017年9月2日 22時) (
レス) id: 14e92fef67 (このIDを非表示/違反報告)
理小 - ファンサービスとか、非力な私を〜とか、ZEXALお好きなんですか？あ、いや、責めている訳ではなくて、私も好きなので、嬉しいなーと思ったんです！ (2017年8月6日 23時) (レス) id: 14e92fef67 (このIDを非表示/違反報告)
巳令 - 長文失礼しました (2017年7月30日 13時) (レス) id: fd30d89559 (このIDを非表示/違反報告)
巳令 - あと、『アイスクイーン オリガ』ですが、��の効果は強力すぎます。（もしあったら）コナミも多分制限付けると思います。一ターンに一度だけ、または手札の『アイス』モンスターだけ、などにした方がいいのでは…。手札にモンスター0じゃなきゃオリガは破壊できません (2017年7月30日 13時) (レス) id: fd30d89559 (このIDを非表示/違反報告)
巳令 - 瑠伊亞さんの小説、いつも読ませていただいています。すみませんが、意見だしさせてください。アテナ、エリカ、レイ、ルドラですが、Ａｉと同じ【】だと混乱するので、かぎかっこを変更していただけると助かります。 (2017年7月30日 13時) (レス) id: fd30d89559 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠伊亞 | 作成日時：2017年6月3日 17時
