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『あー、遅くなっちゃった。』





気が済むまで夏恋と歌っていると、結局帰るのがだいぶ遅くなってしまった。





『なんかスッキリしたな〜
帰ったら涼太にちゃんと言おうっと!』

壱「何を言うって?」

『…壱馬…くん…!?』

壱「久しぶりだな。
残念だけど、家に帰ることはできない。」

『どう…して…?』

壱「この前の傷がやっと治って、目が覚めたんだ。」





声がした方を向くと、そこには壱馬くんが。

助けを呼ぼうにも、人通りが少ないし暗い。
少しでも気を緩めると今にでも殺されてしまいそう。






『私は涼太と契約を結んでるの!』

壱「でもまだ成立してないだろ?」

『でも…他のヴァンパイアには血は吸えないって…』

壱「あぁー、そうだな。無理に吸うと、Aの体に負担がかかって死ぬかも。」

『なっ…!なにそれ…!』





涼太はそんなこと言ってなかったのに…
というか、なんで私にこだわるの!?





壱「もしかして、聞いてなかった?」

『なんで私なの?他に人間なら山ほどいるじゃん!
あっ、別に他の人なら良いわけじゃないけど!』

壱「ホントに何も聞いてないのな。」

『何よ…』

壱「お前の血は普通じゃないんだ。」

『…あ……』





そういえば涼太も、私の血は特別だと言っていた。

忘れてた、涼太が求めていたのは血。私じゃない。






『でも…』

壱「ん?」

『それでもいい!涼太が血のためだけに私に近寄ったとしても、一緒にいられるならそれでいい!』

壱「死んでも?」

『……え?』

壱「願いが叶ったら、お前死ぬぞ。」

▽→←▽



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設定タグ:片寄涼太 , GENERATIONS , ヴァンパイア   
作品ジャンル:恋愛
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りさ - いえいえ(*^-^*)新作楽しみにしてます(*^-^*) (2020年9月29日 4時) (レス) id: b925f584b2 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - りささん» ありがとうございます!なるべく早く更新できるよう、頑張りますね! (2020年9月24日 22時) (レス) id: 34d49d678f (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - 片寄楓さん» ありがとうございます!書いた甲斐がありました(笑) (2020年9月24日 22時) (レス) id: 34d49d678f (このIDを非表示/違反報告)
りさ - えっいつの間に完結になってたの?本当はもっと読みたかったけど新作楽しみにしてます(*^-^*) (2020年9月23日 0時) (レス) id: 76aa5cadc8 (このIDを非表示/違反報告)
片寄楓(プロフ) - 完結おめでとうございます!!涼太くん推しなのでこのお話は読んでいてドキドキしました(≧∇≦)何度も読み返したくなる作品です。またいつか別のお話、楽しみにしてます(>_<) (2020年9月20日 15時) (レス) id: a5a37dc932 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いくら | 作成日時:2020年4月6日 23時

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