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『あれ…時間違う?』





次の休み、私はまたあのホテルに向かった。
もちろん目的は涼太に会うこと。

龍友くんがいると色々頼ってしまいそうで、話したいことを話せない気がしたから今回はひとり。






『やっぱり乗り換えは難しいな…
まぁ待ってたらそのうち次の便来るでしょ。』






バスを乗り換えて向かうつもりだったが、どうやらおりる場所を間違えたようだ。

周りにはお店も全くなくて、ただ座って待つのみ。
車通りも少なく、次の便もだいぶあとになりそう。





『あーあ。やっぱり龍友くんに送ってもらえばよかった。』

男1「あれー?お姉さんどうしたのー?」

『え…あぁ、バス停間違えちゃって。』





ベンチに座って待っていると、バス停の前に派手な車が止まり、助手席の窓が開いた。

車内にはいかにも柄の悪そうな男性が2人。





男2「どこ行くのー?」

『えーと…あの、この道をずっと奥に行ったとこにあるホテルなんですけど…』

男2「えっ!じゃあ乗っていきなよ〜俺らこの道行くし。」





え?本当に?人は見かけによらないって言うし…

なんて言うわけあるか。誰が乗りますか。
高校生のときも、倉庫で襲われそうになったし。





『結構です。』

男1「そんなこと言うなって〜
ほら、早く乗ってよ。車来ちゃうじゃん。」

『やめて!』

男1「しーっ。人がいないとはいえ、騒がれたら困るし。」

『なに…これ…』





助手席から男がおりてきて、私の腕を強引に引っ張った。背も高くて力も強い。

なんとか腕を振り払ったけど、男はポケットからハンカチを取り出して私の口元に当てた。

途端に眠くなって、意識が遠のいた。





男1「これ吸入麻酔薬が染み込んでるんだよね。」

『いや…だ…』

▽→←記憶



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設定タグ:片寄涼太 , GENERATIONS , ヴァンパイア   
作品ジャンル:恋愛
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りさ - いえいえ(*^-^*)新作楽しみにしてます(*^-^*) (2020年9月29日 4時) (レス) id: b925f584b2 (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - りささん» ありがとうございます!なるべく早く更新できるよう、頑張りますね! (2020年9月24日 22時) (レス) id: 34d49d678f (このIDを非表示/違反報告)
いくら(プロフ) - 片寄楓さん» ありがとうございます!書いた甲斐がありました(笑) (2020年9月24日 22時) (レス) id: 34d49d678f (このIDを非表示/違反報告)
りさ - えっいつの間に完結になってたの?本当はもっと読みたかったけど新作楽しみにしてます(*^-^*) (2020年9月23日 0時) (レス) id: 76aa5cadc8 (このIDを非表示/違反報告)
片寄楓(プロフ) - 完結おめでとうございます!!涼太くん推しなのでこのお話は読んでいてドキドキしました(≧∇≦)何度も読み返したくなる作品です。またいつか別のお話、楽しみにしてます(>_<) (2020年9月20日 15時) (レス) id: a5a37dc932 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いくら | 作成日時:2020年4月6日 23時

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