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朝のニュース ページ19

───小早川Aにストーカー!


───インスタライブでストーカーにキス


───新田真剣佑ら救出か


テレビを付けると朝の情報番組はどこも昨日のインスタライブの話で持ち切りで、見るのも嫌で電源を切った

スマホの通知もそれ関連ばかりで、唯一マネージャーからは
今日明日は休み
という連絡と
新居が見つかるまでこのまま彼の家に泊まるかホテルに泊まるか決めろ
というLINEが来ていた

真剣佑「新しい家見つかるまでよろしくね、A」

「え、」

真剣佑「ん?」

「いや、ホテルに」

真剣佑「その状態で1人になれるの?」

「それは……」

真剣佑「ん、決まりね」


満足げに微笑んで
くしゃり、と私の頭を撫でた

「よろしく、お願いします、」

真剣佑「ははっ
はい、よろしくね」


昨日のことでまだ上手く体が動かなくて
唇から感触が消えなくて
ゆうくんを直視できない

今一番安心する相手なのにこの状態では
男ばかりの帝一の撮影は厳しいかもしれないと頭がはたらく
めいたんにくっついているばかりじゃいれられないし、撮影が被らなかったらどうにもならない
プライペートなことで仕事に支障をきたすことは極力避けてきたのに、これではすべてが水の泡だ

ここは彼の家で
ストーカーはもう捕まっているのに
今日も郵便受けに手紙が入っている気がしてならない


無駄だとわかっていても
感触を消したくて
唇を擦る手が止まらない



真剣佑「A、」
「ん、?」

唇を擦る右手を優しく除けて
優しさしかもたないキスが降る

優しさしか孕まないままに繰り返されるキスが
昨日を上書きしていく


まだ何も聞いてこない彼の優しさに包まれて流される

ぎこちなく繋がれていない左手で彼を抱きしめると
優しいだけのキスが離れる


真剣佑「ほんとは、あいつのこと殴りたかった
殴って、怒鳴ってやりたかった」

「うん」

真剣佑「だけど
そんなことしたらAに迷惑かかるって
Aのマネージャーさんに家に入る前にみんな言われたから
みんな手出さなかったけど」

「うん」

真剣佑「車の中で、Aが無理矢理キスされてるのとか見て、っ」

「うん、わかったからもう喋んなくていいよ
ありがとう、ゆうくん

助けに来てくれて、すごいっ嬉しかった、っ」

涙を流すゆうくんがとても悲痛で抱きしめる腕の力を無意識に強めてしまう
そのまま泣いて

2人で昨日のことを忘れたんだ

帝一の國→←.



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鈴木結衣(プロフ) - 続き気になります!更新頑張ってください!楽しみにしています! (2018年10月10日 15時) (レス) id: 27e27da5f6 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶(プロフ) - まっぴさん» そう言っていただけて光栄です。 (2018年6月2日 16時) (レス) id: d161ced7bc (このIDを非表示/違反報告)
まっぴ - 続ききになりますー!頑張ってください! (2018年5月15日 19時) (レス) id: 3a7b5709d1 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶(プロフ) - No friendさん» ありがとうございます。 (2018年5月5日 20時) (レス) id: d161ced7bc (このIDを非表示/違反報告)
No friend - 頑張ってください!! (2018年5月5日 19時) (レス) id: ed0f79ab79 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:抹茶 | 作成日時:2018年4月29日 17時

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