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___あれから5年が経った。
18歳になったわたしは友達と何気ない会話をして下校していた。友達はわたしの両親がいないことを知り、相談も受けてくれた。改めて感謝すべき人達なのかもしれない。
家に着くと玄関の鍵が空いていた。お姉ちゃんかな。
「お姉ちゃん。ただいま」
「あ、Aおかえり〜」
「帰るの遅くなっちゃった、急いで作るねごはん。今日仕事早かったの?」
「明日デートだから早く切り上げたの、あっ!A聞いてよ〜彼氏が〜お姉ちゃんの足の指が好きだって言うからぁ〜」
「変態?」
なにかの性癖だろうか
「違うよww あんたもさ、男嫌いとか言ってないで恋しなよ!恋!」
「…別に嫌いな訳じゃ…」
嫌いなんじゃなくて____
「わたしの話じゃなくてお姉ちゃんの話を聞きたいな」
「え!聞いてくれるの?この前みたいに飽きて逃げない?」
そう言うと台所にいるわたしの肩を掴み、笑顔で話しかけてくる。
「わーご飯つくれないーwジャマーw」
とか言いつつ、適当に相槌をつきながら姉の話を聞く。
「早くAにラクさせてあげたいからさ、頑張るよ。」
「気長に待っとくw」
姉とそんなことを話しながら笑う。幸せだ。
嫌いなんじゃなくて___
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好きだなんて感情がいらないだけ
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作者名:匿名さん | 作成日時:2017年3月21日 13時