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其の壱 ページ2

父様と母様が殺された。



父様は鬼族の中でも朱夏様をお守りする一族の高い地位の妖怪だった。
母様は人間。
気高き鬼族と人間が混じり合うことは禁忌だった。
私はその間に生まれた子。妾の子で、忌み子。

私には腹違いの姉様がいて、私と私の両親をとても嫌っていた。姉様にとっても父様は父様なのに嫌っていた。

正統な鬼族の血をひく姉様は地位も高く、次期族長とされていた。命令1つで一族全員が動くほどだ。

きっと、姉様の命令で殺されたのだろう。
血筋が全ての鬼族の世界。

私は今、刀の切っ先を向けられている。
殺される。でもそれも知っていたこと。
強い妖力のこもった刃が振り下ろされる。そのとき、

バリバリバリバチッ

刃は私を真っ二つに……しなかった。
目を開けると、そこには私に刀を振り下ろしたひとが倒れていた。私を囲んで大勢のひとがいた。そのひとたちは、みんな私を怯えた目で見ていた。
これは、私がやったの……?無意識に妖力が発動したのだろうか。
あの、刀にはかなり強い妖力がこもっていたのだ。それを、跳ね返した……?

「こいつ、朔葉様の妖力を跳ね返したぞ……」
姉様の、妖力……?一族を束ねるほどの強い妖力。
「人と鬼族の子なのに……」
「ああ、おそろしい」
「忌み子だ……」



「………っ!?!?」
何かを嗅がされた。意識が遠のいていく。なんだ……これ……

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かなり - 私も、カイラ様が大好きでいつも読み返しています!この小説を書いてくれて、ありがとうござます!これからは、体にも気おつけて、頑張って下さい!応援しています! (2020年4月8日 17時) (レス) id: 591368bcea (このIDを非表示/違反報告)
緋色(プロフ) - 雪月花さん» カレーを食べるカイラ様が活力になったのならよかったです!!!はい!ありがとうございます!更新頑張ります! (2020年1月6日 4時) (レス) id: 4268a51a17 (このIDを非表示/違反報告)
雪月花(プロフ) - 緋色さん» 私はカレー苦手なんですけど、カレーを食べているカイラ様を想像すると活力が湧いてきますね!更新頑張って下さい (2020年1月1日 23時) (レス) id: 90ab4e80ea (このIDを非表示/違反報告)
緋色(プロフ) - お米(^q^)さん» そう言っていただけて嬉しいです!はい、更新頑張ります!ありがとうございます! (2019年11月6日 22時) (レス) id: 4268a51a17 (このIDを非表示/違反報告)
お米(^q^) - ここの小説すごく気に入りました!更新頑張って下さい! (2019年11月3日 5時) (レス) id: 12ae9fe977 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:緋色 | 作成日時:2019年10月20日 1時

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