【す/と/ぷ/り】いちごの王子様の学校生活。

いちごがごこ ページ6

りいぬ視点

り｢さとちゃん｣

さ｢何｣

り｢…大丈夫？｣

さ｢…何が｣

り｢何がって…風邪｣

さ｢引いてねえ｣

り｢じゃーなんで家ちょっと顔熱いんだよ｣

さ｢るっせ…へっくしっ！｣

なんでこの人はそんな意地張るのかな…

どう考えても熱あるでしょ。昨日雨だったし。一緒に濡れて帰ったし。

り｢保健室行きなって…｣

さ｢っ…っはぁっ、だい、じょうぶだって…｣

もう明らかしんどそうじゃん。

…周りに騒がれんの嫌だったから避けてたけど、まあしょうがないか…

り｢ちょっと失礼っ｣ﾋｮｲｯ

さ｢っへ……はっ、ちょ、りいぬっ…！？//｣

俺はさとちゃんをお姫様抱っこする。

さとちゃんはまあ恥ずかしがってるけど、熱でそんな体力も無いのかあまり抵抗しない。

熱で反応鈍ってるのも、熱かは分からないけど顔真っ赤なのも、その顔を隠すのも全部可愛い。

り｢さとちゃんかっる！！ちゃんと食べてる！？｣

さ｢ちょ、目立つから大声出すなっ！！っげほっ…///｣

り｢大丈夫？｣

さ｢ん、ちょっと…熱いし寒い…｣

り｢っ…//｣

さとちゃんの顔は赤くて、目は潤んでて、息も荒い。

…つまりえrい。←

保健室着くまでに、｢りーさと尊いっ…｣って言いながら天に召されてった人とかいろいろいた。←

まあなんとかたどり着いて、さとちゃんをベッドに寝かせる。

り｢先生いないね…まあいいや、お大事にね？｣

そう言って行こうとすると、

｢待て｣

り｢え？｣

さ｢…その…っ…運んで…くれてぇ…あり、がと…///｣

り｢…！！どういたしましてっ！！｣

ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

さ｢…はぁ…心臓に悪い…！！///｣

彼がそう言ってたのを聞いてたのは俺だけの秘密。

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