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#3 ページ3

『あ、人、人が、……』

息が整っていないのに話そうとして、息がまた苦しくなる。



男の人はそっと私の背中に手を添えて大丈夫ですよと優しく声をかけてくれた。




「ゆっくり休めるところに移動しましょう」


腕を掴まれて、歩かされる。
男は、忘れてたと言って私の顔の間近までその整った顔を寄せてきた。



『え、あの、』




そのまま私を太い腕で私を抱き寄せて、囁いた。



“やっと、手に入った”

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作成日時：2023年3月29日 19時

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