天変地異 ページ6
おかしい。と言うか天変地異でも起こったのだろうか。
いつも空いている私の隣の席が埋まっているのだ。
何か女子の目線が痛い。何か、睨まれてる？
今までこのクラスでは、一つだけ席が空いていたのに。
そう言えば女子が『シュウ君と同じクラスになれたんだ！めっちゃ嬉しい！』とか言ってたような…
【シュウ】という名は聞いた事はあったが、誰にも興味が無い私は聞き流していた。
そして…今私の横に居るのはその【シュウ】なのだ。確かに容姿は良いと思う、でも性格は？
この数ヶ月授業をサボっていたのだからマシなものとは思えなかった。
(とにかくこれ以上目の敵にされたくない！！)
目の敵にされない為には…考えついた方法が2つある。
1.誰かに席を譲る
2.席の間を出来るだけ頑張って大きな隙間を空ける
しかし、このどちらも短所がある。
1の方法はその席が取り合いになる可能性がほとんどなので、要らない争いを生むことになるかもしれない。
2の方法は私が【シュウ】を嫌っていると思われてしまい、逆に批判を受ける…かもしれない？
知らない間に授業が始まっており、私は奇跡的に考え事をこれだけしながらペンをノートにはしらせていた。
私は相当考え込んだのだろう。小さく、声に出してしまった。
『はぁ…どうすれば…』
(気付いている人はいないみたいだ)
先生が分からない程度に周りを見渡す。何も問題無かったので私は安心して、また授業に集中しようと前を向くと『おい…あんた』
隣から声が聞こえてきた。
(私、関わりたく無いんですけど！！)
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柚弐@ゆに(プロフ) - 花nonaさん» コメントありがとうございます。励みになります。これからも時間がある時にコツコツ更新して行きますね。 (2016年6月27日 23時) (
レス) id: a4b5d1cc27 (このIDを非表示/違反報告)
花nona - 面白いです！枢花さんとして書いてた作品も読ませていただきました！とても面白かったです。これからも頑張って下さいね (2016年6月27日 23時) (レス) id: 79b2fc522f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚弐@ゆに | 作成日時：2016年6月25日 1時
