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そんなこんなあったが、彼らは無事栗を集め終え、トレイのいる大食堂の厨房へと向かった。
大食堂に入ると、トレイが迎えてくれた。
ト「おかえり。ずいぶんとたくさん拾えたな。」
トレイの"たくさん拾えたな"と言う言葉にグリムが
グ「これならでっけータルトが作れるんだゾ!」
と言った。
しかし、これからする作業は栗集めより大変だった。
2人は魔法を使い、3人は手作業で栗の皮をむく。
はたから聞けば簡単そうだが、栗の量が多すぎて5人で作業しているのになかなか終わりが見えなかった。
〜栗むき中〜
そして、最後の1個をデュースがむき、下準備が終えた。
エ「だーっ!やっと裏ごし全部終わった!」
デュ「腕が痛い……」
長い作業時間だったため、エースとデュース、グリムは疲れ果てた顔をしていた。
ト「はは。お疲れ。苦労した分、きっと美味しいぞ。」
そして、トレイがマロンペーストに入れるものを説明していくと、間違いなくお菓子作りに必要でないものの名が聞こえ、エース達は目を丸くした。
エ&デュ「「オイスターソース!?」」
エースとデュースの反応に「当たり前だろ」と言うようにトレイは答えた。
ト「そうそう。カキからたっぷり出た旨味がクリームに深いコクを与える。」
そう言ってトレイはどこからかオイスターソースを取りだした。
そして、本当かのようにトレイの口から発せられる言葉に「そうなのか」と頷くエース達。
そんな彼らを見てトレイは吹き出した。
ト「……プッ。アッハッハ!」
「嘘だよ。お菓子にオイスターソースなんか入れるわけないだろ。」
エース達の反応を見て笑うトレイに、エースは呆れた顔をした。
そして、グリムは思ったことを口にした。
グ「コイツ、優しそうに見えてさらっと嘘をつくヤツなんだゾ……」
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五斬(プロフ) - ラムさん» 何となく、やり方を理解しましたので、再来週まで待ってて貰ってもよろしいですか?テストがあるので、その後の更新日に一緒にあげます。遅れましたが、コメント、ありがとうこざいます! (2020年11月24日 17時) (レス) id: 67de5b4d5c (このIDを非表示/違反報告)
ラム - 夢主人公のイメージイラストが見てみたいです (2020年11月24日 16時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:五斬 | 作成日時:2020年6月6日 16時