「そんな話もあったね〜」 ページ39
「買い物？なんで？」
「ほら、合宿に必要な物みんなで買い行こうぜって葉隠が言ってたろ」
「合宿……あぁ、そんな話もあったね〜」
「お前ホント先生の話聞いてないのな……」
林間合宿……さっきテスト結果返されたけど、赤点の人も行けんのかな？でも赤点を嘆いていた黄色くんとピンクちゃんの様子を見ると行けるっぽい。
「セロくんは赤点？試験中寝てたんじゃなかったっけ」
「峰田がクリアしてくれたんだけどな。合格条件がクリアとは言われてねぇし、お察しの通りですよ。でも合宿は行けるぜ！」
まぁテストが赤点って言っても能無しな訳じゃないだろうし。僕ですらあれは全力を出さなきゃ
「で、行く？」
「ん〜……合宿って何持ってくの？着替えだけあればよくない？」
「バッカお前、もっと高校生の夏合宿を楽しめ！」
「物に頼らなくたって僕は自分で面白く出来るしな〜。休日は寝たいし、行かない」
「寝てるだけなら行こうぜって」
「えぇ〜」
結局面倒臭くなってセロくんには「行けたら行く」と言っておいた。
そして翌日
「なんだ、買い物に行くんじゃなかったのか」
「大して仲良くもない人と一緒に居るのは疲れるからね〜」
「瀬呂とは仲が良さそうだが」
「その他大勢だよ厄介なのは」
今日も今日とて仕事に行くらしいショータには適当に返しつつ、冷蔵庫から牛乳を取り出して、入っていた残りを飲み干した。ぷは、と息をつく頃にはもうショータは出ていて、紙パックをシンクに置いて僕は寝転ぶ。カーテンの隙間から差す日光に目を細めて寝返りをうった。
「……」
どうにも落ち着かず、起き上がって自室からお面を持ってきた。顔を埋めれば息がしやすくなる。今日は天気も良いし、散歩に行こうか。
「ふんふふ〜ん」
鼻歌交じりに外に出て、ビルとビルの間を軽い足取りで歩く。しばらく目的も無く彷徨っていると、ショッピングモールの近くに行き着いた。何やら様子がおかしい。人の群れは見慣れたものだが、空気が異様だ。
少し高い所に登って見下ろしてみると、中はすっからかん。何人か見知った人が居て、警察も居る。
「！」
視界の端に映った黒に、僕は飛び降りて走った。
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すみた先生(プロフ) - 名無しさん» 温かいコメントありがとうございます！！一応やる気はまだまだあるので頑張ります！！キャラ付け上手くいったみたいで良かった……(独り言) (2022年12月21日 22時) (
レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - コメント失礼します！話消えちゃったのめちゃくちゃ大変だと思いますが、更新楽しみにしてます！夢主くんの性格？口調？がとんでもなく好きで、これからどうなるか気になります…無理はしないでくださいね！長文失礼しました！ (2022年12月21日 22時) (レス) id: 7cbba75bf7 (このIDを非表示/違反報告)
すみた先生(プロフ) - Yuuさん» コメントありがとうございます！！ (2022年12月18日 9時) (レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
Yuu(プロフ) - totemosuki、、、、、、、 (2022年12月18日 3時) (レス) id: fb830e3447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみた先生 | 作成日時：2022年9月23日 19時
