「"あべこべ君"のこと、どう思う？」 ページ18
「君は他より賢い。自分の立場をちゃんと分かって、最大限活用してる。嫌いじゃないよそういう立ち回り。僕だって君の立場ならそうするし。
…セロくん、君の質問に答える前に、僕の質問に答えてくれる？」
「…あ、あぁ」
彼の答え次第で僕の答えも変わる。もし彼が僕の嫌いな言葉を出そうものなら、相応の嘘を返そう。
「"あべこべ君"のこと、どう思う？あの子に対してどんな感情がある？」
「どんな、って……珍しいとか、変とか…そんな感じだぜ？あとは……
本当に悪い奴なのかなー…って」
そこでセロくんは言葉を切った。どうやら今のが回答らしい。100点とは言えないけど…まぁ及第点だ。
「僕がこの学校に居るのは、ある人に賭けているからだよ。あるいはその人が僕に望んでいるから。ここに居る事をね」
「……"ある人"って？」
「君も知ってる人さ。どうやらその人は僕にとって特別な存在らしくてね、抗えない何かがあるんだ。まったく厄介なもんだよ」
「長い付き合いなのか」
「そういうのに時間の長短は関係あるかな？」
これ以上掘り下げられないよう、今度こそ足を進めた。
瀬呂範太……あのウニ頭くんほどの洞察力は無いにしろ、僕に警戒させる何かを持っている。明確に分かりそうもないのがネックだな〜……
廊下を歩いていると、周囲の温度が上昇しているのに気づく。意識を前方に向けると、炎を纏った巨漢がこちらに向かって歩いてきているのが見えた。格好から察するにヒーローか。生憎名前も顔も知らないが。
さて、寝るとこ探さないと。
「君」
「やっぱ外かなぁ……空き部屋とかあったらいいんだけどなー」
「…止まれ」
大きな手が肩に触れる直前、小気味良い音と共に僕と男性の位置が入れ替わった。
「いや〜急に触られてビックリしちゃったもんで。気を悪くさせたなら謝るよ。じゃ、僕は急用があるから」
威圧的に僕を見下ろす男性に僕は笑顔で返す。何か言いたそうにしてる顔は無視して、また歩き出した。
「……」
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すみた先生(プロフ) - 名無しさん» 温かいコメントありがとうございます！！一応やる気はまだまだあるので頑張ります！！キャラ付け上手くいったみたいで良かった……(独り言) (2022年12月21日 22時) (
レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - コメント失礼します！話消えちゃったのめちゃくちゃ大変だと思いますが、更新楽しみにしてます！夢主くんの性格？口調？がとんでもなく好きで、これからどうなるか気になります…無理はしないでくださいね！長文失礼しました！ (2022年12月21日 22時) (レス) id: 7cbba75bf7 (このIDを非表示/違反報告)
すみた先生(プロフ) - Yuuさん» コメントありがとうございます！！ (2022年12月18日 9時) (レス) id: 547ebe12b8 (このIDを非表示/違反報告)
Yuu(プロフ) - totemosuki、、、、、、、 (2022年12月18日 3時) (レス) id: fb830e3447 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すみた先生 | 作成日時：2022年9月23日 19時
