この愛は隠しきれないようです【呪術廻戦】

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トイレから戻ると教室に悟は居ない。あんな風に教室を出て行った手前逆に良かったなと安堵しながら席に着くと壁に寄り掛かり携帯を弄っていた硝子が私に視線を向ける。


「五条なら夜蛾先生に呼ばれたよ」

「あ、そうなんだ」

「にしても五条のやつ最近Aに対して独占欲強過ぎてウケるんだけど」

「それは私も思うな」


硝子の言葉に独占欲?と疑問が浮かんでいると少し離れた所にいた夏油同意してきた。
「ごめん二人とも。私なんも心当たり無いんだけど…」と正直に言うと二人とも苦笑いを浮かべ、夏油が「悟も苦労してるんだな」と呟く。ちょっと待て。それは聞き捨てならないな。


「ずっと思ってたけどさ、Aって恋愛に疎いよね。そういう話もした事ないし」

「実は私恋愛経験ゼロで、彼氏できるどころか男の子に告白されたことも無いし」

「え、まじ?」


二人が目を真ん丸にして驚く姿を初めて見た。「まあ、私も女性と付き合ったことはないから気にする事は無いさ」となんかよく分からないが慰められた気がする。

夏油は多分付き合った事ないだけで女性は選び放題だろう。なんせ公式モテ男だもん。


「なんでかなぁ。小学、中学と遠巻きから見られてるだけで全然話し掛けてくれなかったんだよね。話し掛けても素っ気なくて直ぐにどっか行っちゃうし。男の子で私と話してくれる人ほんと数人しかいなくて……私って自覚無いだけでヤベー奴なのかなってずっと思ってる」

「アンタってほんとに面白いよね」





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※夢主は無自覚美人です。(私得)

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