この愛は隠しきれないようです【呪術廻戦】

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｢そろそろ機嫌直せよ｣

｢自分から約束してきたのに1時間も遅刻するってどういうことなの…｣

｢ったく、糖分足りてないからすぐイライラすんじゃねーの?｣

｢糖分って…悟じゃないんだから｣

｢あ？もういっぺん言ってみ｣


私の頬を抓る悟に｢いひゃいんだけど｣と腕を掴んで抵抗すると案外すぐに離してくれた。

17時に校門前で待ち合わせって勝手に決めた悟が案の定1時間遅れて登場し、悪びれもなく歩いてこっちに向かってきたときには殺意が湧いたが、こんな普段と変わらず軽いノリの悟を見ていたら怒ってるのが馬鹿馬鹿しくなってくる。まあ、悟だもんなぁ。

私は｢許すからその代わり期間限定フラペチーノ奢ってよ｣と巫山戯て言ったつもりだったが｢へいへい。わーったよ｣と意外な返答が返ってきてビビる。


｢え、ほんとに良いの?｣

｢まあな。んじゃ買ってくるからここに居ろよ｣

｢はーいお願いします!｣


珍しく奢ってくれるとのことで悟の言う通り私は店の外で携帯を弄って待っている。すると｢一条?｣と急に苗字を呼ばれ顔を上げた。


｢お、やっぱり一条じゃん｣

｢あ加藤君?久し振りだね〜!一昨年の卒業式以来だよね｣


懐かしい中学時代の同級生だった。同じクラスで結構話す仲だったからか意外と会話に花が咲きお互い近況報告みたいな感じで立ち話する。


｢A何してんの｣


フラペチーノを持った悟が立っていた。


｢あ、悟おかえり。私の中学の時の同級生だよ｣

｢…ふーん｣


うわ、なんか機嫌悪っ。あからさまに機嫌が悪くなった悟に場の空気は一気に氷点下。流石に気まずいと思ったのか加藤君は｢あ、じゃあそろそろ行くわ。今度連絡する!｣と残して退散した。ちょっ、ずるい!


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あけましておめでとうございます🥹‪
年越し明けと仕事で更新が少なめですがこれからも引き続き呼んで頂けると幸いです❕

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