6 【sideSISTER】 ページ7
＿＿＿＿＿時は過ぎるのは早いものだ。
と、いうのも。
日本からここにトリップしてから時系列がめちゃくちゃになっているとはいえ、
私がこの船に乗ってから最早何ヶ月も経っている。
だから正確にはわからないけど…私はもう16歳になっている。
……実は、もう結婚できる歳なんだよね。日本で考えると。
そう考えると、なんだかちょっぴりドキドキする。
エース隊長は完全に私のことを『妹』としか見ていないみたいだけど。
(それはしょうがないよね、だってエース隊長は20歳だもん。それに、1人前だし、強いし)
その点私はまだ能力を上手く使えないわ、子供だわ、でほとんど役に立てていない有様だ。
唯一上手くできる仕事なんて、書類仕事だけ。
…それから誕生日には、お兄ちゃんからちゃんと連絡があった。
ポートガス探偵社社長という地位だから、この船に電伝虫をかけるのは難しかったみたいだけど、
誕生日プレゼントを用意できなかったことを謝ってくれた。
用意できても届けになんてこれないんだから、別にいいのに。
「おーい、あかりー。能力の練習するかー？」
「あ、はいっ。やりますっ！」
＿＿＿＿そんなことを考えながら部屋でぼうっとしていると、
ドアの向こうならエース隊長の声が聞こえてきて、私はあわてて居住まいを正した。
急いで返事をして髪を整え、外に出る。
そこにいるのは、いつもと変わらない笑顔のエース隊長。
「じゃ、あかり。今日は海に落ちても大丈夫なようにしっかりスタンバイしておくからなー」
「ありがとうございます……っていうかエース隊長」
…変わらない笑顔だけど、少しだけ違うのは漂う香りだ。
私は半眼になると、エース隊長の腕に顔を寄せる。
ぎょっとする顔を、下から覗き込むように睨みつけると、彼は気まずそうに目を逸らした。
「…また女の人と遊びましたねー」
「う、」
微かに消えていない香水の匂いは、前に上陸した島の娼館のにおいだろうか。
男所帯の海賊船で、若い男のエース隊長が女の人を買うっていうのは、普通なのかもしれないけど。
好きな人が女遊び(相手が好きな人、ってわけじゃないだろうけど)してて愉快なわけないよね。
「別にいいんですけど。それが普通なんでしょうけどー」
「目が笑ってねェって」
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やっさん - 立花！激怒！それにしても、シェリルさをの正体は・・夢主の前世の・・・。この、次元世界でも、頂上決戦は止められないのか！？続編を読んでみます。 (2019年3月8日 20時) (携帯から) (
レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - mさん» そうなのですか！？修正致しますので、もしまだ不具合があれば教えてください！ (2019年2月15日 6時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - この小説の8話くらいから名前が変えられないのは何故でしょう、、？もしそちら側に不具合等があれば直していただけると嬉しいです。応援してます (2019年2月14日 23時) (レス) id: 1c5909901a (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - monoさん» そうですねw もう大分伏線解放してますからね笑 (2018年1月29日 10時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
mono(プロフ) - シェリルがもしかして…って結構最初の方から思ってたりします。 (2018年1月29日 8時) (レス) id: 062eb7c7b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sunny
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年9月14日 19時
