風邪ひき娘と雲の守護者�� ページ22
「大人しく寝てろ！ お前は働きすぎだ、バカ」
「ごめんなさ〜い……」
すぐ家に帰されてベッドに放り込まれたティナは、腕を組んで仁王立ちするGに力なく返事をした。
ベッドた寝て初めて、どっと疲れが出てだるさが増し、自分がかなり体調を崩していることを自覚する。
アドレナリンが平常以上に出ていたからかもしれない。
だが自分の体調管理ができないなど、いくら子供だとはいえ雪の守護者失格だ。
「…プリーモにアラウディに連絡取るように頼んでおいてやる。
だから大人しく寝とけ。アラウディは今はミラノの方にいるからな。来ようと思えば来れるさ」
「ラウ君は、来ないって…」
「んなことわからねぇだろうが。いいから寝ろ」
枕に頭を押し込められて、ティナは抗議の唸り声を上げる。
Gはため息をつくと、そのまま彼女の頭をくしゃくしゃと撫で、部屋の扉へと向かった。
「何かあったら屋敷の者を呼べよ。折角使用人がいるんだから、自分で何とかしようとするな。
これ以上お前が辛そうだと、ジョットがおろおろして仕事をしなくなる」
「はーい…」
プリーモ呼びからいつの間にかジョット呼びになってるよ、と口にすることなくティナは軽く笑った。
……ガチャ、と扉が閉まる。
1人になった部屋で、ティナはそのまま目を閉じた。
なんだか寂しさを感じてしまうのは、最近はずっとボンゴレファミリーの温かさに包まれてきたからだろう。
義父・アラウディのおかげで人に頼ることを知った。ボスであるジョットのおかげで人に甘えることを知った。
そして、ファミリーのおかげで、人に守られることを知った。
彼女はこれまで、1人で生きてきた。
人を利用することは知っていても、人に寄りかかることは知らなかったのだから。
＿＿＿＿不意に、ガチャガチャとした物音で目が覚めた。
賊か、と思い布団の下で指に嵌めたボンゴレリングに白銀の雪の炎を灯すが、すぐにGの言葉を思い出す。
(あ、そっか…身の回りの世話の人か)
額に氷嚢が乗っている。
ここはアラウディとティナの屋敷だが、ヨーロッパ中を飛び回るアラウディと、1日のほとんどをボンゴレ本部で過ごすティナはあまり屋敷にはいない。
だから使用人たちの顔は知らないのだが、黒スーツにサングラスは執事として如何なものだろう。
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やっさん - さにー☆彡さん» 笑笑笑笑。原作どうりだったのですね。なるほど、爆発でその場は、壊れても次の瞬間には元通り・・・苦笑汗の漫画ならではの毎度のパターンでしょうか？笑笑。 (2019年3月31日 8時) (携帯から) (
レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - やっさんさん» 並中は原作でも常にこんな感じですよ笑 たいへんです笑 (2019年3月30日 20時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - 余談ですが、並盛学校、いったいなにでできているの？？こんな、滅茶苦茶な戦闘！？だらけでは、学校がしょっちゅう壊れまくり汗汗ですが・・・苦笑。爆発なんて、日常茶飯事・・・滝汗。 (2019年3月30日 19時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - なにっ！？女王！？？ (2019年3月8日 7時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sunny
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年3月22日 17時
