氷の美少女と黒曜のとある1日�� ページ11
「あの…骸様…Aちゃんは、変態じゃないと思います」
おずおずと言うクロームに、骸が嘆くように首を振る。
「ああ、可哀想にクローム……。お前もこの“氷細工の花”とかいう仮面を被った変態の毒牙にかかってしまいましたか…。
無駄な可憐さに惑わされてはなりません、彼女は並外れたド変態です」
「まぁ、六道様。私はそんな人間ではございません」
「そーですよ師匠ー。頭カッチカチですかナッポーのくせに。
そんなだから頭が南国果実なんですよー」
「僕の頭は彼女とは関係ないでしょう！」
ハエたたきがすりおろしに変わる。
「フラン様、六道様はあの髪型がよいのではないですか。あれを取ってしまっては、六道様のアイデンティティが、」
またハエたたきに変わる。
振り下ろされたそれを、華麗に避けるA。
「アイデンティティがなんです？僕からこの頭を取れば、僕の個性がなくなると言いたいんですか君は！」
「あら、流石六道様。素晴らしいツッコミです。私も見習います」
「君は純粋なるボケでしょう！一体何を見習うつもりですか！！
それから僕をツッコミの先達みたいな言い方をするな！不愉快です！！」
Aはこの世の終わりのような青白い顔になった。
「そ…そんな…わ、私が…ボケ…！？」
「何故そこで動揺！？どうしてそこまでツッコミに拘るんです！？」
「に、兄様がボケだから…私はどうあってもツッコミでなくてはならないのです！」
「雲雀恭弥が？ほぅ、どうしてそう思うんですか？」
骸が一旦ハエたたきを引く。
「え…むしろ素面でトンファーを振り回して『咬み殺す』と仰る方の、どこがツッコミなのですか」
「…君のソレは無意識ですか！無意識に人をディスってるんですか！？悪気がないだけ不憫です彼が！
実は君、雲雀恭弥のこと嫌いでしょう！？」
「…？」
「…冗談ですから、そんな心底不思議そうな顔をしなくてよろしい」
あぁ忌々しい、と呟いて骸がハエたたきを下ろす。
それを見て微笑むと、Aはお土産のケーキを手で指し示す。
「お土産がございます」
「あ…皆で食べよう、Aちゃん。骸様…いいですか？」
「…仕方ありませんね」
ソファに腰掛けた骸が溜息をつく。
…そんなこんなで、黒曜の1日は過ぎていくのだった。
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やっさん - さにー☆彡さん» 笑笑笑笑。原作どうりだったのですね。なるほど、爆発でその場は、壊れても次の瞬間には元通り・・・苦笑汗の漫画ならではの毎度のパターンでしょうか？笑笑。 (2019年3月31日 8時) (携帯から) (
レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - やっさんさん» 並中は原作でも常にこんな感じですよ笑 たいへんです笑 (2019年3月30日 20時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - 余談ですが、並盛学校、いったいなにでできているの？？こんな、滅茶苦茶な戦闘！？だらけでは、学校がしょっちゅう壊れまくり汗汗ですが・・・苦笑。爆発なんて、日常茶飯事・・・滝汗。 (2019年3月30日 19時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - なにっ！？女王！？？ (2019年3月8日 7時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sunny
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2017年3月22日 17時
