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「先日にあった風紀財団との会談で、どちらも護衛をしていたのだよ。その時に顔を合わせてね。
……でも、織田作は彼といつ知り合ったんだい？」
問われて、織田は記憶を探るように左上を見上げる。
だが、彼が何か言う前にリボーンが答えた。「七年前だぞ」
「オレが3歳の時だからな」
「はっ、3歳！？ 3歳って言いましたか今」
「そうだな。お前は昔から全然変わらない」
「そっちは老けたがな」
ふ、とニヒルに笑ったリボーンがボルサリーノをカウンターに置き、マスターを呼ぶ。
状況の異常さに他の二人は暫く固まっていたが、バーボンを頼もうとするリボーンを安吾が慌てたように止めた。
「ちょ、ちょっと待って下さい。君みたいな子供が酒を頼んでいい筈がないでしょう！」
「……ほー、マフィアが倫理を語るのか？」
「そ、それは」
「冗談だぞ。だからそんな焦った顔すんな丸眼鏡」
面白そうに笑ってから、リボーンはエスプレッソを頼み直した。揶揄われた安吾は釈然としない顔をしていたが、すぐに諦めた様に息を吐く。
……彼によると、如何やらこのルパンには教え子(……教え子？)の紹介で来たそうだ。
珈琲の味は気に入ったようで、機嫌よさげに口元を綻ばせている。
「そうだ、リボーンさん」この状況を好機だと捉えた太宰は、彼に一つ聞いてみることにした。「少しいいですか」
なんだ、と存外彼は気安く応じた。動作の一つ一つが子供らしくない子供である。
「お前には借りがあるからな、太宰治。一つくらいなら答えてやるぞ」
「借り？」
「ああ、気にすんな。直にわかる……それで、内容は？」
カップをソーサーに戻したリボーンが聞き返し、太宰は少し考えてから口を開いた。
尋ねたのは、消える箱の絡繰りについての心当たり。
すると彼は考える時間もほぼなく、「幻覚だな」と答える。
「幻覚は幻覚でも、特殊な装置によって構築した幻術を実体化した有幻覚だろうがな。人でも物でも作れる優れた術だ。
形が保たれる時間は術士の力によってはまちまちだが、まあ三日くらいが相場じゃねーか？
異能みてーなもんだが、イタリアでは使える奴は多いぞ」
「……成程、だから三日で数が減って、」
だとしたら、やはりまだあの武器密造組織には何かある。
太宰は一瞬目を細め……、それから黒く小さな何かを、音もなく取り出した。
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さにー☆彡(プロフ) - きなっちょさん» ありがとうございます！リボーンと文ストのクロスもっと増えてほしい…楽しんで頂けたなら幸いです！！ (2019年7月11日 19時) (
レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
きなっちょ(プロフ) - ものすごく面白かったです！文ストとREBORN!!のクロスオーバーってあんまりないからこれ見て感激した(^^) とにかく設定が凄い…( ；∀；) (2019年7月10日 13時) (レス) id: 9d0e711e2b (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - やっさんさん» わざわざありがとうございます笑 実は元々リボーンの子でしたので、かなりややこしいです。年に触れると怖いです笑 (2019年3月3日 10時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - 全て、読みました。夢主の実態は、ややこしいですね。文ストだけに、ヤバい話ですが、陽気なヤバさで面白いです。それに、しても、夢主さん、かわいい姿をして、怒らせると、滅茶苦茶怖い！！滝汗。 (2019年3月3日 9時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - futureblue�鏡い気�» ありがとうございます！！ どちらも面白いですよね！ 続編書いたらぜひ、よろしくお願いします！！ (2018年4月27日 19時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2018年4月2日 11時
