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＿＿＿＿踏み込んでみても構わないのではないか。
任務へのAの同行を了承した太宰の頭の中には、それからずっと尾崎の言葉が回っていた。
確かに彼女は謎が多い。素性を知りたいが、調べてみるにはリスクが高く、森にも止められている。
「うーん……」
「如何したんですか太宰君、先刻からずっと唸ってますが」
そこで夜、出掛けていったのは馴染みのバー。煙草の煙が漂うそこには、いつものように友人が二人スツールに座っていた。
「いやね、最近子供を拾ったのだけど。その子を如何扱おうか決めかねていてね。……織田作、何かいい案ない？」
「はあ、子供？ 太宰君が？ ……冗談でしょう？」
「子供が子供を養えるのか」
「二人とも酷い！」
むう、と唇を尖らせて顎をカウンターに載せる。
不貞腐れ体勢になった太宰を見かねたのか、織田が「どんな子なんだ」と尋ねた。
「天使のように愛らしい子だよ。8歳なのに頭も頗る良くてね。銀に近い金髪に、青い瞳で」
「プラチナブロンド、というやつですか」
「そうそれ」
でも謎が多くて、踏み込んでいいのか迷っているんだと告げる。安吾は何と答えればよいのか決めかねているようで、黙って太宰を見ている。
……ふと太宰が織田に目をやると、彼も彼で何かを考えこんでいた。
「どうしたんだい、織田作」
「……白金色の髪に青い瞳の8歳くらいの少女、と言ったな？」
「うん、そうだけど。それが何か？」
「そうか。……いや、何でもない。少し気になっただけだ」
気にするな、と首を振った織田を見て、太宰は幾度か瞬きをしたあと、「そうだ！」と目を輝かせてからポンと手を打った。
「気になるのなら今度会わせてあげるよ。Aちゃんもちょっとした夜更かしくらいなら、」
「マフィアの幹部が子育てなんてしてんのか？」
突如背後から聞こえて来た声に、太宰は弾かれたように振り向く。
気配も音もなく、そこに立っていたのは黒いスーツにボルサリーノの少年。
……黒衣の死神と恐れられる、裏社会最強のヒットマン。
「「リボーン？」」
不意に声が重なり、えっ、といった顔で太宰と織田は互いに顔を見合わせた。
リボーン自身も驚いたように軽く目を丸くする。
「久しぶりじゃねーか、織田。太宰治と知り合いだったのか」
「え、ええ？ 織田作如何して彼を知ってるの？」
「昔馴染みだ。太宰、お前こそ如何してリボーンを知ってるんだ？」
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さにー☆彡(プロフ) - きなっちょさん» ありがとうございます！リボーンと文ストのクロスもっと増えてほしい…楽しんで頂けたなら幸いです！！ (2019年7月11日 19時) (
レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
きなっちょ(プロフ) - ものすごく面白かったです！文ストとREBORN!!のクロスオーバーってあんまりないからこれ見て感激した(^^) とにかく設定が凄い…( ；∀；) (2019年7月10日 13時) (レス) id: 9d0e711e2b (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - やっさんさん» わざわざありがとうございます笑 実は元々リボーンの子でしたので、かなりややこしいです。年に触れると怖いです笑 (2019年3月3日 10時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - 全て、読みました。夢主の実態は、ややこしいですね。文ストだけに、ヤバい話ですが、陽気なヤバさで面白いです。それに、しても、夢主さん、かわいい姿をして、怒らせると、滅茶苦茶怖い！！滝汗。 (2019年3月3日 9時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - futureblue�鏡い気�» ありがとうございます！！ どちらも面白いですよね！ 続編書いたらぜひ、よろしくお願いします！！ (2018年4月27日 19時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2018年4月2日 11時
