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言って、Aを抱き上げたままさっさと歩き出す太宰を、慌てたように追いかけるエリス。
待ちなさいよダザイ、ああすみません、という会話を聞きながら、中也は茫然と佇んだままの芥川を見遣った。
「……手前。災難だったな」
「……いえ」
あまりにも理不尽が過ぎる態度を取られた芥川を気遣って声をかけるが、まだ彼は全身を強ばらせたままだ。
太宰のAへの執着は少し異常だ。会ったばかりだというのにあそこまで入れ込むとは、流石の中也も考えなかった。
もともと彼の思考を読むことなど到底無理な話だが、それ程までにAの頭脳は非凡なのか。
中也も確かに彼女は賢く、天使のように可愛らしい少女……だとは思うがそれだけだ。
(訳わっかんねェな、あの青鯖の考える事は)
ちっと舌打ちして、中也は芥川にもう一声掛けるとそのまま彼女と太宰を追っていく。
……中也はAを太宰ほど特別視はできない。
だが拾ってきたのは太宰だけではいという以上、彼女の面倒は見るつもりでいるし、可愛がってやりたいとも思う。
その為には恐らく、ストッパー役である自分が要る……中也は半ば直感的にそう感じていた。
「ねぇAちゃん、“
＿＿＿＿ポートマフィアの
運ばれたきた料理を前にキラキラと目を輝かせているAに、太宰がそう尋ねた。
『うん、知ってるよ』
「矢っ張り……って中也。何で君が居るの」
「エリス嬢に頼まれたンだよ。目付役だってな」
先刻のあの太宰の態度を見たエリスが、「ダザイから、リンタロウと同じにおいがしてきたわ！」ということで、中也に指令を出したのだ。
それは仕事の話をするのなら夕餉を一緒に摂ることは許可するが、変なことがないか見張れというもの。
……説明を聞いた太宰は、心底厭そうな顔をした。
「それは本気で心外だなあ。確かにAちゃんは10年経ったらお嫁さんにしたいくらい可愛いけど、生憎私があと10年も生きたくないのだよね」
「あっそう。……まあそこについては俺も心配しちゃァいねえ。
だが手前、あんまり乗っかり過ぎんなよ。Aが手前の期待から外れてたらどうすンだ」
「そんなことある筈ないじゃあないか。彼女はとても素晴らしいのだよ？
……ねぇAちゃん」
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さにー☆彡(プロフ) - きなっちょさん» ありがとうございます！リボーンと文ストのクロスもっと増えてほしい…楽しんで頂けたなら幸いです！！ (2019年7月11日 19時) (
レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
きなっちょ(プロフ) - ものすごく面白かったです！文ストとREBORN!!のクロスオーバーってあんまりないからこれ見て感激した(^^) とにかく設定が凄い…( ；∀；) (2019年7月10日 13時) (レス) id: 9d0e711e2b (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - やっさんさん» わざわざありがとうございます笑 実は元々リボーンの子でしたので、かなりややこしいです。年に触れると怖いです笑 (2019年3月3日 10時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - 全て、読みました。夢主の実態は、ややこしいですね。文ストだけに、ヤバい話ですが、陽気なヤバさで面白いです。それに、しても、夢主さん、かわいい姿をして、怒らせると、滅茶苦茶怖い！！滝汗。 (2019年3月3日 9時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - futureblue�鏡い気�» ありがとうございます！！ どちらも面白いですよね！ 続編書いたらぜひ、よろしくお願いします！！ (2018年4月27日 19時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さにー☆彡
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2018年4月2日 11時
