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しかし。
宝の場所を教えても、ブルージャムはそこをどこうとしなかった。
口先だけでは嘘をついている可能性があると言うのだ。
知るかそんなこと。こっちは早く逃げたいってのに…!!
「まぁ別についてくるのがエースじゃなくてもいい…。
兄貴…Aだっけか?お前が弟の代わりについてくればいいだろうよ」
「ふざけんな!どうして兄貴がお前らについて行かなきゃならねェんだよ!!」
エースの怒声を無視して、ブルージャムがおれを見る。
なるほどな。出世欲が関わらねぇところには、この男はどうやら頭がキレるらしい。
おれが“弟達を逃がすため”にこいつらについて行くことで、エースは“兄を助ける為に、本物の在り処を言う”。
エースが言ったことが真実ならそれでもいい、
おれの命なんてどうでもいいから、ってわけか。
「…おれがお前らの命令に従うメリットが、どこにあるのかな」
「ほう。天才だとか名探偵だとか聞いていたが、お前はそんなに頭が回らねェみてェだな」
「なんだとー!A兄ちゃんはほんとに、」
激昂するルフィを手で制し、おれは鉄パイプを握り直す。
…よし、エースたちもちゃんと武器持ってるみたいだ。
「違うね。
おれたちはあんたの命令に素直に従うしか選択肢がないほど、
弱くねぇって言ってんだ!!!」
「今のおれをあんまり怒らせんな!!
おれはガキの財宝を使ってでも、貴族共に復讐を果たすと決めてんだよォ!!」
「お前の都合なんざ知るかよ!!」
そう叫ぶと、ブルージャムが銃口をこちらに向けた。
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やっさん - あれ?ただの転生物語のはずが!?夢主が、巨大企業の社長に!?続きは・・・?? (2019年3月7日 21時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - 秋宮 鈴歌さん» 3です!!私も短い連載にするつもりが長くなりそうで(´º∀º`)ファーwってなってます!w これからもよろしくお願いします!! (2017年3月31日 21時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
秋宮 鈴歌(プロフ) - もうすぐ3ですね!!まさか最初は短めに終わるのかなと思ってましたが、続き……。ナンテコッタイ\(^o^)/ってなってます!!続編おめでとうございます!!これからも見続けますね!!! (2017年3月31日 21時) (レス) id: 98d4f145f0 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - ゆきさん» ありがとうございます!頑張って書きますのでよろしくです! (2017年3月29日 8時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - さにー☆彡さん» えーー このあとどうなるの すごくきになります (2017年3月29日 8時) (レス) id: 8690baa923 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sunny | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時:2016年12月25日 6時