【ONE PIECE】元日本人は、エースの兄貴になったらしい�◆效房隋�

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「…と一概に言っても…」


「おー！たくさんあるな帽子！すげェ！！


なァなァA兄ちゃん、何にする？」


「うーん…」



キャップ、ハット、ボルサリーノ、シルクハット。


端町の帽子屋とは言え、やはり専門店は品揃えがいい。


エースに似合う帽子って、どんなのだろう。



シルクハットは正直吹くよな。


キャップもどうだろう、似合うっちゃ似合うかもしれないけど、何かが違う気がする。



「ルフィ、エースのイメージカラーってどんなのだと思うか？」



やはり、中心街の帽子屋に行くか、偉大なる航路(グランドライン)から輸入(？)した方がいいか？


しかし、あれから7年ほど経ったとは言え、貴族達と書面ではともかく、顔を合わせるのは嫌なものがある。



アウトルック家の人間に会ったら、おれは間違いなく本気で殴っちまうし、


それだとポートガス探偵社とゴア王国貴族を巻き込んで戦争になる。



それは勘弁願いたいな。


それに偉大なる航路(グランドライン)からだと、きっとシェリルからも何かプレゼントが届くと思うし。



「エースか。赤とか…オレンジっぽいよな！」


「ん、確かにそうだな。同感だ。


じゃ、暖色っぽい商品棚のとこ行くか」



と、言いながらおれたちは帽子屋の奥に足を踏み入れる。


赤いキャップを手に取り、唸っていると。



「エースは海賊っぽいのがいいよな！海賊！」


「海賊っぽくてオレンジで、エースに似合うの…なんだか難しいなおい」


「あっ、これとかどうだ？」



そう言いながらルフィが手に持ったのは、


オレンジのテンガロンハットだった。

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