【ONE PIECE】元日本人は、エースの兄貴になったらしい�◆效房隋�

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「エース、ルフィー、夕飯出来たぞー」


「おー」


「メシメシー！」



＿＿＿同日、コルボ山、“ダダンの家”。


サボ死亡のショックから、ある程度立ち直ったA、エース、ルフィの3人は、


やはりある程度元に戻った生活を続けている。



悲しみからの切り替えが早いのは、エースだった。


サボと1番付き合いが長く、1番の親友だった彼だが、


責任を感じ塞ぎ込む兄と、泣き続けるルフィを気遣うことができていた。



ルフィとは夢を追うことを約束し。


Aにはサボの気持ちを伝えた。



Aは弟であるエースの切り替えの早さには感服している。


悲しみを忘れてなどなく、ただ悲しみを力に変えることができるのは、エースの才能だろう。



(…やっぱり純粋な海賊王の息子だもんな)



自分とは違って、とAは料理を皿に盛りながら思う。


ルージュ曰く、父ロジャーは自由奔放な性格だったらしいから、エースとはあまり似ていないように見えるけれど。



その魂は受け継がれているのだろう。



「A兄ちゃん！メシはなんだ！？」


「今日はパエリアだ、つーかルフィ焦るな、


なんかさっきまで秘密基…自分たちの家作る材料集めてきてたんだろ？


ちゃんと手を洗ってこい」


「おう、わかった！エース、行こう！」


「おれはもう洗った」



エースが居間に入ってきたと同時に、Aの小電伝虫が鳴った。


番号は、シェリル。



「鳴ってるぞ、兄貴」


「ああ、わかってる…大丈夫、あとから折り返すさ。今は出られねぇしな」



そう言ってAは、


笑った。

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