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嘘だろ、マジかよと焦る(呆れ混じり)おれに、少将は淡々と言う。
「ここは海軍支部のある島…本部の我らは地理くらい覚えておいて当然だ」
「…そうかい」
こいつらの目的はおれの捕縛ではなく、Aの奪還だ。
だからさっきからあまりおれに武器を向けない。
何か理由があるのかもしれねェが、甘い。
そっちに戦意がなくとも、こっちが牙を剥くことはできる。
「銀狼中将」
少将が腰のもう一つの刀を地面に置いた。
短刀と普通の刀の間くらいのリーチの刀。
それこそ、子供が持つような。
「あなたの剣、
「…っ」
「隊長、あなたは自分の記憶を研究者に消去させたあと、これとコートを執務室に置いていかれました」
記憶を消去させた？ …意図的に…ってことか？
Aを見れば泣きそうな顔をしてイヤイヤをしている。
思い出したくないのだろうか。何か忘れたい嫌な過去があるのかもしれない。
「なんとしてでも…戻って頂かなくてはならない。…“火拳”、どけ」
「海兵に命じられて動く海賊がいるとでも？」
おれは拳に火を纏わせ、少将は腰の長刀に手をかける。
一触即発の空気の中で、Aだけが「や、やめて…パパ、戦わないで」と震えていた。
そして…闘気が、弾けた。
「だめぇーーーーっっ」
燃え盛る炎の拳と、気合いと共に発された剣戟。
それらがぶつかり合い、凄まじい衝撃波を生み出し
周りにいた海兵はあえなく吹っ飛ぶ、
と思ったが。
＿＿＿
拾八番…《
鈴の音のような凛とした声が響き、白銀の閃光が走り抜けた、
次の瞬間には。
…炎も斬撃も、かき消されていた。
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ラッキー食べ物
すし
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やっさん(プロフ) - さにー☆彡さん» もう一度、このお話を、読み返してみました。この、お話しのどんでん返しは、夢主が、海軍本部の銀狼中将であったことと、配下の少将が、銀狼の実の父親であったことのようですね。銀狼中将が、感ずいているかどうかは、不明ですが... 。 (2019年10月5日 15時) (
レス) id: fd24bdc7a6 (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - さにー☆彡さん» 銀狼のモデルは、ワンピースの゛剣士くいな？゛でも、共通点は、年齢と不器用さだけで、違うような気もしますが？ (2019年4月20日 19時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - やっさんさん» その通りですよ！ リーテ・ラーストーは銀狼からサボに手渡された手記を元に食い倒れ紀行を書いたんです！ (2019年4月12日 18時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
やっさん - さにー☆彡さん» 今、気がつきましたが、この物語の裏設定は、銀狼の手記を元にリー・テラーストーが、゛火拳の偉大なる航路食い倒れ紀行゛の題名で出版した、実話小説そのものなのでしょうか？（ゴア女王編の中のお話）。料理のレシピのような一面もありますし・・・。 (2019年4月12日 18時) (携帯から) (レス) id: 6ef490f023 (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - やっさんさん» あらま！？間違ってましたか！？直しますありがとうございます！ (2019年4月8日 20時) (レス) id: 632d3b069c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：sunny
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hovel/AKOwww1
作成日時：2016年9月25日 17時
