. ページ5
.
渡「おい、なにやってんだ！」
「あう」
渡辺の腕にかっさらわれる。
Aの周りに集まる保護者達を、ハーフはにこにこと見ていた。
宮「…君は」
ラ「んふ、僕の名前はラウールって言うの。よろしくね」
宮「…」
ラ「こっちはめめ」
「…イケメン」
ラ「でしょ」
ラウールはめめと呼ばれる男にするっと絡みつくと。
ラ「僕のだからあげないよ」
目「…ラウール」
ラ「あは、怒った？」
男同士の絡みにAはぽかんとしていたが、あまりにも妖艶だった。
岩「…この街に住んでんの？」
ラ「ううん、旅してるの。見たところそっちもだよね」
「うん、さっきここに着いて」
ラ「そうなんだ？僕たちしばらくここに滞在する予定だから、また会おうね」
笑顔で去るラウール、そして目黒を、男３人は警戒しながら見送る。
渡「おまえ、なにもされなかった？」
「うん、大丈夫」
宮「ぼーっとしてない？」
「あの人、綺麗だったなって。外国人とのハーフなんだって」
岩「色々怪しい香りがプンプンしてたけどな」
「はぴゅしゅっ」
渡「うわ、宿探そ」
渡辺はAの手を温めるようにぎゅっとする。
宿が決まり、夜。
Aと渡辺は仲良く同じベッドで眠っていた。
岩「ほんとに子供みてぇだな」
宮「仲良しだね。２人とも口開けて寝ちゃって」
岩「俺ら保護者の気分」
宮舘は窓際に座っており、街の様子を眺めていた。
真っ暗な屋外は誰もいない。
岩「あいつらのこと気にしてんの？」
岩本は風呂上がりで、上裸の肩にタオルを乗せていた。
宮「不思議なオーラを感じたからね。警戒するに越したことはないよ」
岩「俺も舘さんに同意だな。この先吹雪いてるらしいし、俺らもしばらく滞在か」
宮「そうだね。先を急ぐものではないし」
岩「寒さ対策もしないとなぁ」
宮「…それ、照が言うの？見てて寒いよ」
岩「宿ん中は暖房きいててあったかいんだよ」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 411人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奈緒 - 今晩は〜私です、ここのサイト大好きです! (3月14日 21時) (
レス) @page23 id: 92d0591533 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒 - 今晩は〜私です、この話、あのアニメですねぇ〜、嬉しい〜これからも溺愛応援致します! (3月9日 21時) (レス) @page14 id: 92d0591533 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わたあめなのは
| 作成日時：2024年3月8日 16時
