. ページ11
.
？「―――風邪ひいちゃうよ」
ばっと顔を上げたら、そこにいたのは目黒。
「めめ…」
目黒はAの隣に座った。
目「なにかあった？」
「うん。Aって幼児体型だから需要ないのかなって」
目「ふっ…誰かに言われたの？」
「うん…」
落ち込むAの頭を撫でる目黒。
目「そんな体目当てのヤツのことなんてほっときな」
「でも…」
目「…Aはそいつのこと好きなの？」
「好き、っていうか、一緒にいるから」
目「あの中の誰かなんだね」
目黒はAの頭を引き寄せた。
目「俺がいるよ？ダメ？」
「めめ？」
目黒の顔が近づく。
？「―――そのままだよ、めめ」
震え上がるほどの殺気。
いつの間にか周りを、獣人に囲まれていた。
そしてその中心に、ラウールの姿。
ラ「動かないように押さえてて」
「ラウール…？」
ラウールは口元に笑みを浮かべながら。
ラ「獣人を狩る人間の存在は知ってるかな」
Aは聞いたことがあった。
獣化する前に獣人はすべて滅ぼそうという組織のことだ。
ラ「俺はそこの人間なんだよね。このあたりの地域を担当してるの。ちなみに昨日、Aたちを襲わせたのも僕だよ」
「ま…って。あなたの周りにも、獣人がたくさんいるよ？」
ラ「組織で飼ってる獣人だよ。ちゃんと洗脳して、人間の言う通りに動かしてるの」
「…めめは」
ラ「めめも僕のペットだよ。俺の命令通り動いてくれるんだ」
「…」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 411人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
奈緒 - 今晩は〜私です、ここのサイト大好きです! (3月14日 21時) (
レス) @page23 id: 92d0591533 (このIDを非表示/違反報告)
奈緒 - 今晩は〜私です、この話、あのアニメですねぇ〜、嬉しい〜これからも溺愛応援致します! (3月9日 21時) (レス) @page14 id: 92d0591533 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わたあめなのは
| 作成日時：2024年3月8日 16時
