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なんと、Aの最寄り駅は、通り道だった。
もうすぐAが降りる駅に着く。
作「気を付けて帰るんだよ」
「作ちゃんも。あの、今日はたくさんおしゃべりできたね」
作「…そうだね」
Aの頭を撫でてしまったのは、ちょうどいい位置にあったからだ。
これから日常になるなんて、このときは思いもせずに。
作「次会うのはHiHiの仕事だね」
「うん。じゃあ、バイバイ」
電車を降りていくAに手を振る。
小さくなっていく背中を見送る。
またいつか、今日みたいに絡まれるときがあるかもしれない。
そのときは俺が、メンバーが、Aのこと助けるよ。
なんてのは杞憂で、俺たちはどんどんおっきくなって、Aをやっかむ愚か者はいなくなったけど。
「きゃ!」
作「危な!」
「うわぁ、ありがとう」
つまずいたAを支える。
Aは今でも、子供がそのまま大人になったみたいに危なっかしさが続行されてる。
目が離せないな。
作「手ぇつなぐ?」
「うん!」
可愛らしい笑顔も変わらない。
俺はこれからも、Aのことを守ってやりたいなって思ってるよ。
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わたあめなのは(プロフ) - 名無し67613号さん» コメントありがとうございます✨こちらのお話は完結してしまったのですが、他のお話でも楽しんでいただけたら嬉しいです🙇♂ (2023年3月17日 15時) (レス) id: a9e98a8de6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し67613号(プロフ) - お話大好きです♡いつも更新楽しみにしてます!! (2023年3月14日 22時) (レス) id: 6f47c81132 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2023年3月6日 15時