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ぐっと左腕を掴まれた。
見たら、Aが目をぎゅっとつぶって俺の腕を抱きしめてた。
「りゅーとくんっ…!」
やきもち妬いて、俺を取られまいとしてる。
ちょっと怖いのか震えてて。
それなのに勇気出して突撃してきた。
俺も、情けなくいられないよな。
作「彼女いるので、すみません」
女の人たちは諦めてくれた。
でも、Aは俺の腕に抱きつきっぱなし。
作「A、もうあの人たち行ったよ」
「龍斗くん、声かけられてた…」
作「ね、逆ナンだ」
「A、びっくりした」
作「Aが来てくれて助かったよ」
「すごいやだった」
作「ごめんね。俺があの人たちについていくはずないってわかってるよね」
Aは抱きつく力を緩めて、俺を上目遣いに見た。
「龍斗くん、Aの?」
作「うん、そうだよ」
バカップルみたいなやり取りだなぁと思いつつも。
Aの小さな頭を撫でずにいられなかった。
作「買った?」
「うん!」
Aはショッパーを見せてくれた。
作「持とうか?」
「ううん。龍斗くんたくさん持ってくれてるから」
作「ん、ありがとね。じゃ、帰ろっか」
俺たちのマンションに。
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わたあめなのは(プロフ) - 名無し67613号さん» コメントありがとうございます✨こちらのお話は完結してしまったのですが、他のお話でも楽しんでいただけたら嬉しいです🙇♂ (2023年3月17日 15時) (レス) id: a9e98a8de6 (このIDを非表示/違反報告)
名無し67613号(プロフ) - お話大好きです♡いつも更新楽しみにしてます!! (2023年3月14日 22時) (レス) id: 6f47c81132 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2023年3月6日 15時