美少年といっしょ！

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金「来年成人式だしねぇ、俺も大人っぽくならないと」

「金指くんって、最年少だし、まだ若いイメージなんだよね。じゅうぶん若いけど。でもほんとに大人っぽくなったし、男っぽくなった」

金「照れちゃうなぁ」




金指くんは飲んでたボトルをテーブルの上に置くと。

わたしの顎を指先で持ち上げてきた。




金「Aちゃんに意識してもらえるかな」

「…」

金「…ぷっ」




金指くんの指が笑いながら離れてく。




金「Aちゃん固まっちゃってんじゃん」

「あー…びっくりした」

金「Aちゃんを落とせるまでもう少し」

「どこまで本気なの」




からかわれた、のかな。
そういう空気になったから、乗ることにしたけど。

目を細めてわたしを見つめる金指くん、かっこよかった…。

自分より10も年下の子にときめくってどうなの？
10代怖い。不覚。




金「汗かいたし、お風呂行ってこよー」

「うん、行ってらっしゃい」




金指くんはなにを考えてるんだか一番わからない。
だから、翻弄されてしまう。

これでかっこよくなっていくのはずるいよ。




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