美少年といっしょ！

Day３ ページ14

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岩「明日帰ってくるのかなり遅くなりそうなんだ」




少し元気なさげに大昇くんが言った。




岩「もしかしたらてっぺん回っちゃうかも」

「そうなんですね…」




てなると夕飯もいらなくなるし、夕方からやることがなくなるな。
シェアハウスにいてもやることがない。




「でしたら、わたしも明日は用が済んだらおうちに帰らせてもらおうかな」
「「「え!?」」」




え!?そんなに驚く？




金「ここにいるの嫌ですか？」

「そうではなく。仕事がなくなってしまうので、一時帰宅しようかなと」

浮「そしたら誰がただいまって言ってくれるの？」

「え？」

藤「Aちゃんが玄関まで出迎えてくれるの、すごい嬉しいんだよね。仕事頑張ってきてよかったって思うし、安心もする」

龍「俺らを出迎えるっていうのもAちゃんの仕事だろ」




そう…だったかな。
プランには絶対入ってない、けど。




「わかりました。みんなの帰りを出迎えます」

那「マジでいい？迷惑かけてない？」

「いいえ。ただなにもないのにここにいていいのかと思いまして」

岩「いいんだよ。ここはAちゃんの家なんだから」




ここは、美少年のシェアハウスで、わたしはただの住み込みハウスキーパー。

そんな恐れ多いこと思っていいのかな。




龍「そうそう。ここには７人で住んでんの」

「…ふふ」

藤「うん？」

「みなさん優しいなって思いまして」

浮「そうかな？Aちゃんには色々してもらってるし、当然だよ」

「ありがとうございます」




こうして誰かに頼られるのは悪くない。
むしろ嬉しいって思える。

美少年のハウスキーパーの仕事を任せてもらえてよかった。




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