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目「俺クラスでのAわかんないからさ。なんかあったらいつでも言えよ」
「…うん」
蓮に抱きしめられた。
えええええ?
目「隠しごとしてるでしょ」
「…」
目「話してよ。俺じゃ信用ない?」
「…違くて。言ったら嫌われる」
目「それはない」
「どうして言い切れるの?」
目「Aのこと好きだから」
「…」
目「好きなの」
「…うん」
目「Aは?」
「やだったら逃げてる」
目「そっか」
くすっと耳元で笑い声。
「…蓮が好き」
目「よかった」
「片想いだと思ってた」
目「そんなわけないじゃん。俺Aに一目惚れだったし」
「…」
目「初めて喋った日よりずっと前から、Aのこと見てた」
「…蓮」
初めて喋った日。
わたしを助けてくれた日。
その前から、わたしを意識していてくれたの?
わたしも蓮のことを知ってはいた、けど、最初から好きだったわけじゃなくて。
蓮と同じ高校で、仕事もよくかぶってて、一緒にいることが多くて。
いつの間にか大好きになってたの。
目「Aのことは俺が守るからね」
「―――うん」
蓮のことをとても強く信じられて。
中学のときのことを話しながら、蓮の前で初めて泣いた。
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朝霧(プロフ) - 1度完結したのに戻ってきてくださった日から今回の更新まで続きの世界を見せていただいてありがとうございました!!またいつか続きを見れる時まで読み返して待ってます!! (2023年2月25日 17時) (レス) @page49 id: 7673fd8fcc (このIDを非表示/違反報告)
きなこ - 移行おめでとうございます。🎉もうすぐ蓮くんの誕生日ですね。サプライズでもするのかな? (2023年1月30日 23時) (レス) @page4 id: 029fc8293f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2023年1月30日 16時