すのぴ９

北海道へ ページ6

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目黒side




マネージャーが迎えに来る時間、マンションを出ると見慣れた車があった。


トランクにスーツケースを預ける。


まだAはいない。


朝早いし、ちゃんと起きれたかな？


連絡しようとスマホを取り出したら、マンションのエントランスのドアが開いてのろのろとAが出てきた。


めちゃくちゃ寝起きじゃん。


目、半分閉じてるし。


すかさず迎えに行く。




目「おはよA。忘れ物ない？」


「数日前からちょいちょい準備してた…昨日遅くなるってわかってたからバタつきたくなかったし」




Aってガサツそうに見えてちゃんとしてんだよな。


スーツケースをもらってトランクに入れる。


車の後部座席に乗り込んだら、Aが隣に座ってきた。


３人がけの、真ん中の席。


いつもそこ空けてるのに。




『Aそこでいいの？』


「うん、蓮と会うの久しぶり」


『シートベルトはしてね』




Aはシートベルトをすると、俺に寄りかかってきた。


ぽんぽんと頭をたたく。




目「ね、久しぶりだね」




会う時間取れなかったもんなぁ。


SnowManでの仕事があってよかった。




「んー、蓮」




Aは眠そうだった。




目「昨日何時に帰ってきたの？」


「１時くらいかな…そっからお風呂入って今日の準備してすぐ寝たの」


目「そっか。よく１人で起きれたね」


「寝坊できないもん。ギリギリまで寝てたから、着替えて出てきただけ」




だからこんな寝起きねむねむモードなんだ。




目「空港着くまで寝てな」


「そうするー」




俺に抱きついて目を閉じる。


すぐに寝落ちしたみたい。


俺の腕の中だから、Aも安心してるんだろう。


Aを甘やかすのも久しぶりだから、この状況幸せだな。


ライブはもちろん大事だけど、いっぱいくっついてような。




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