青春どきどき

２−３ ページ8

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『あんたも期待しない方がいいよ。先生は仕事で相手してやってるだけだから』









「―――」









『だいたいさぁ、あんたみたいな冴えない女、先生が相手にすると思う？』









それは…わたしが一番感じてるよ。









いじめの標的になりやすい陰キャ、どうして彼女にしてくれたのか。









わたしみたいなタイプ初めてだから、遊んでるのかな。









そんなふうに思っちゃって、頭がぐるぐるする。









『先生の迷惑になってるんだから、もう保健室行くのやめてくれない？』









「っ！」









わたしはその場から駆け出した。









高い笑い声が後ろから聞こえた。









なんで。









なんでわたし、こんな目に遭わなくちゃいけないの？









なにも悪いことなんてしてないのに。









こんなに嫌な思いをしなきゃいけないなんてそんなのおかしすぎる。









高木先生だけが味方だった。









でも、先生を失ったら？









わたしはどうやって生きたらいいの？




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