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授業が終わり、カバンを持ってウキウキ保健室へ向かおうとした。
『あ、あんただよね?』
急に話しかけられた。
誰この人たち。
『今から保健室行くの?』
あ、この声。
たぶん、お昼休みの。
『よく保健室に行ってるって見られてるよ』
含んだように言われる。
やば、そういう標的にされてる。
「…先生には相談事を聞いてもらってるだけです」
『そんなこと言って、先生が好きなんでしょ』
「そんなことないです」
下手なこと言ったら先生が危ない。
辞めさせられるようなことは避けなくちゃ。
「ほんとに、なにもないですから…」
『あはは、それ以上言うと泣いちゃうよー』
頭悪い人と関わるのやだな。
この人たちも、クラスメートも、先生たちも。
高木先生だけでいい。
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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年11月4日 16時