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高「メシ運んでくるから。服着れる？」
「うん」
ベッドの上、手の届くところに着替えを置いてくれた。
よろよろと着替え終えたら、雄也が入ってきて。
トレーの上には朝ごはん。
あ、テーブルあった方がいいよね。
高「Aはそのままでいいよ」
雄也はデスクにトレーを置くと、１人分のプレートだけ持ってこっちに来た。
わたしの前に座ると。
高「はい、あーん」
「…へっ？///」
高「へっじゃない。ほら、食べさしてあげる」
こ、こんなこと未だかつてなかった(動揺)。
口を開けてウインナーをかじる。
「あ、の、１人で食べれる」
高「俺がしたいの。ほら、もう一口」
差し出されて、残りのウインナーを口にほおばる。
雄也ににこにこっていうよりニヤニヤって見られてる。
なんだか恥ずかしい。
高「あ、カーテン開けるか。暗いよな」
雄也はプレートをデスクに置くと、ベランダにつながる窓のカーテンを開けた。
わたしは力を入れて、立ち上がって。
雄也に背中から抱きついた。
高「おっと」
「…おはよう」
高「…うん、おはよう」
振り返った雄也に、キスされた。
わたしと雄也の、とても幸せな朝のお話。
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終わり
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作者名：わたあめなのは
| 作成日時：2022年11月4日 16時
