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Aと同棲して、1年以上経つ。
俺たちの仲は順調で、変化があるとしたらAから敬語が抜けてきたことかな。
進展してる。
Aは家事能力が高くて、安心して任せられた。
大学でも友達ができたみたいで、不快な思いをしてるって報告は聞かない。
幸せな日々を送ってる。
洗面を終えたら、テーブルに朝食が揃っていた。
Aといただきますをする。
この光景も見慣れた。
Aと暮らす生活が、日常になっている。
ずっとAとこうしてるんじゃないかって錯覚してる。
高「もうすぐAの誕生日だね」
Aは今年でハタチになる。
もう立派な1人前の大人だ。
たしかに高校の頃と比べたら、顔つきも大人っぽくなった。
「うん。もう10代じゃなくなっちゃう」
高「当日は一緒にご飯に行こうか。俺が全部手配するよ」
「ふふっ、楽しみにしてます」
不思議、だよなぁ。
こいつが同じ学校の生徒だったなんて信じらんない。
そう思えるのは、やっぱAが成長したからだな。
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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年11月4日 16時