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大学生編 ページ19

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大学に進学したわたしたちは、思ったより時間が合わなかった。









大学がよりによって真反対のところにあって、講義終わりに会うのが難しいし、土日は侑李の家の都合で会えないときもあった。









今日は久しぶりに会える日。









金曜の講義が終わったあと待ち合わせて、ホテルに行った。








翌日も引き続きのんびりデート、なんてできるはずなく、午後から侑李は用事があるらしい。









ちょっとの時間だけの、逢瀬。









付き合ってるのに時間に縛られちゃってるなぁ。




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ふと目を覚ます。









あー、もう朝になっちゃったか。









侑李といられる時間もあとちょっと。









昨日の夜に時間を巻き戻したい。









侑李はまだ寝ていた。









たぶんアラームはまだ鳴ってない。









二度寝する気分でもないし…侑李の顔、眺めてよう。









可愛いなぁ。









同い年とは思えない。









幼い、可愛い。









身長もわたしと同じくらいだし、それなのに大きな未来を担ってる。









ふと疲れも見えて…わたしといるより、1人でゆっくり休んでいる方が侑李のためなんじゃないかって思った。









会いたい、っていうのはわたしのワガママになるのかもしれないし、平日は大学で土日は家のことで忙しい侑李はきっと休めてない。




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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年11月4日 11時

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