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伊「Aちゃん、好きだよ」









裸になって肌を重ねながら、ちゅっと頬にキスされる。









こいつは毎日挨拶のように好きと言ってくる。









言われ続けていると軽く感じるというけど、こいつのもともとの雰囲気が特にそうさせる。









ふわふわとして信憑性がない。









その割に、本気だよって細い目を広げて真剣に言う。









真剣になったこと、今まであんのかな?









失礼だけどなさそう。









裏を返すとわたしにだけ本気で向き合ってくれる、ということにもなるけれど。









「いつまで続くかねぇ」









伊「え?」









細められていた目がぱちっと開く。









「慧もいつか離れていくんでしょ」








伊「なんでそんなこと言うの?まだ足りない?」









不安そうにわたしの体を撫でる。




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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年11月2日 16時

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