3−3 ページ14
.
『いのちゃん、わたし黒板綺麗にしとくね』
伊「俺は日誌書く〜」
女子の日直と仕事を分担してる。
伊「授業の気づきってなにかあったっけぇ?Aちゃん」
「知らないよ」
伊「ええ??書かないと帰れないよぉ」
甘えてくるねぇ。
きゅっと指をつながれて。
伊「Aちゃんも連帯責任だ」
「帰る」
伊「やぁだ。終わるまでAちゃんも帰れません」
一緒にいる時間増やしたいのかななんて。
「見守っててあげるから、頑張れ」
伊「にひひ」
それでも慧はやる気を起こさなくて、女子の日直の仕事も終わり、他に教室に人はいなくなっていた。
伊「先帰っていいよ。日誌は俺が渡しとく」
『じゃあお願いね』
女子が出ていき、教室には2人きり。
伊「待ってました」
急にうきうきしだした。
この展開を待ってた?
伊「Aちゃんと教室でイチャイチャしたかったの」
たしかに教室で、って今までなかったね。
ほわほわとした慧の顔が近づいて。
日の落ちてきた教室で、キス。
伊「帰りは送るから。最終下校までこうしてよ」
「日誌は?」
伊「忘れてた、すぐ書く」
目の前に広げてるのに忘れないで。
慧は驚くべきスピードで日誌を埋めた。
最初からこのくらいのやる気を見せてよ。
伊「はい終わり。あとはイチャイチャターイム」
慧と指を絡めて。
机越しのキスも、いいね。
.
71人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年11月2日 16時