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伊「ちゃんと言って」









有無を言わさない口調だったから。









わたしもムキになって。









「好きだよ、慧っ」









伊「…よくできました」









慧の厚めの唇に塞がれる。








伊「俺やっと、Aちゃんのこと手に入れられた気がする」









付き合ってても、付き合ってるって言えなかったのかも。









伊「裏切るとか、ないよ。俺本気でAちゃんのこと好きだもん」









「っ、けいっ」








伊「こんな感情的になったAちゃん初めてだ。可愛いねぇ」








くすくす笑う。









慧のこと、信じていいの?











―――まだひとつだけ、隠しごとさせてね。






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作者名:わたあめなのは | 作成日時:2022年11月2日 16時

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