第12夜 ページ12
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平松side
ボイメン寮での暮らしも慣れてきた。
メンバーでわちゃわちゃ過ごすの楽しいし、もっと絆が深まった気がする。
それに、管理人のA。
キャラ濃いし、常になに喋ってるかゆうぴんがいないとわかんないけど、可愛くておもしろい。
11人で過ごす日常が、楽しいんだ。
仕事に行ったら社長に会った。
そういえば、社長がAをスカウトしたんだっけ。
平「なんでAを管理人にスカウトしたんですか?」
疑問に思っていたことをぶつけてみる。
メンバーも気になってたんじゃないかなぁ。
社「道の真ん中で黒魔術を行ってたんだよ」
「「は?」」
なにそれ。
黒魔術って…まぁ、Aならありえる。
社「綺麗に描かれた魔法陣の中にいかにもな道具を置いて、みんなにじろじろ見られながらも声高々になにか呪文を唱えていてね。おもしろい子やなって思って声かけた」
田「軽っ!え、そんな理由っすか?」
社「うん」
いやー、衝撃的な話聞いたわ。
A、俺たちに会う前から凄まじい子だったんだ。
辻「黒魔術って、そんなんやろうとしてたんか」
社「この世界を呪ってやるって言ってた」
本「…病んどるなぁ」
社「その通りな。でら病んどった」
だからあのダークサイドキャラが開花したのかな、とか。
過去Aに一体なにがあったのか。
社「あの性格やから周りとうまくいっとらんかったみたいやし、バイトしても続かなくて、金にも困ってたみたいやった。やから今回の話を持ちかけたら、すぐに乗ってくれたよ」
勝「なるほどなぁ…なんかわかりますわ」
社「俺がボイメンの生みの親って言ったら、驚いとった。おまえらんファンやった」
小「しかも土田のね」
ゆーちゃむがつっちーを一瞥した。
土「なんだよ、ええやろ!」
小「Aのお気に入りだからってデレデレしとるんスよー」
土「しとらんて!してませんから!」
本「どっちかってーとAがつっちーにぞっこんですね」
社「仲良くやってるようでなによりやなぁ」
社長は親みたいに柔らかい笑顔で。
今は黒魔術もやってないやろうし、Aにとっていい方向に変わってきてるんだろうなぁ。
俺も嬉しい。
のほほんと思ってた。
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聖也(プロフ) - 中二病をこんなにも可愛い女の子に変えられて、しかもボイメンと違和感なく恋愛させられる。純粋に文章力が凄いなと思いましたし、でら面白かったです!! 中二病舐めてたわ…。まーかん。 (2017年3月1日 1時) (レス) id: 34ecd099f6 (このIDを非表示/違反報告)
麗稚-ライチャム//-(プロフ) - 完結おめでとうございます!すごく面白かったです!!新作楽しみに待ってます♪ (2016年11月29日 6時) (レス) id: 53c0909868 (このIDを非表示/違反報告)
*°ゆゆたむ°* - なぁさん» 完結おめでとうございますー!!また次も楽しみにしてますね♪ (2016年11月28日 23時) (レス) id: df57cd76b1 (このIDを非表示/違反報告)
*°ゆゆたむ°* - なぁさん» ですよね!金欠なので嬉しいです(笑)そうですね〜♪ 会えるか微妙なところですが会えたらぜひぜひo(*゚∀゚*)o (2016年11月23日 19時) (レス) id: df57cd76b1 (このIDを非表示/違反報告)
なぁ(プロフ) - *°ゆゆたむ°*さん» フリーライブめっちゃいいですよね(o´∀`)bお会いできたら嬉しいです~(*´ω`*) (2016年11月22日 18時) (レス) id: 02dc89fba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:なぁ | 作成日時:2016年10月21日 20時